ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】2冠王座のこれからの行方とその存在意義

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IWGPHEAVYWEIGHT

IWGPINTERCONTINENTAL

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

2019年1月、内藤哲也の発言から始まった新日本プロレスのIWGP2冠構想。

そしてそれから約1年という時間を経て、

 

 

2020年1月5日、その提唱である内藤哲也が初代王者となり、

IWGPの2本のベルトは一人の王者の元に集約されることとなった。

 

 

初代王者である内藤哲也は元来より、2本のベルトを統一する意思はなく、

それぞれ別々に防衛戦を行うという意向であったが、

(一部の挑戦者(オカダ・ジェイ・飯伏)は2冠でも良しとしていた)

 

 

その意思とは別に新日本プロレスの判断は、

2冠王座での防衛戦という選択が続いている現状である。

 

 

現王者であるEVILは2冠王座をどのようにしたいかは

現在のところ不明瞭であるが

 

 

前王者、かつ次期挑戦者である内藤哲也にとっては、

自身の構想とは違う展開であることは間違いないところだ。

 

 

内藤哲也の言うことは、新日本プロレスには通らない。

これは以前から内藤哲也が嘆いていることであるが、

それは2冠王者になっても変わらなかったということである。

 

 

今回、大嫌いと公言していたリマッチに向かったのは、

2冠戦線を自分が思い描いていた方向へと是正し、

改めて存在意義を高めるためかと思う。

 

 

つまりそれはIWGPヘビーとインターコンチ、

それぞれの付加価値をもう一度見つけるということだろう。

 

 

 

 

これまでの概念では二人の王座がそれぞれのベルトを巻き、

それぞれの価値観、展開の元争われてきた。

 

 

それはIWGPヘビーを棚橋弘至、ICを中邑真輔が保持していた時代が

最も顕著であったかと思う。

 

 

このように二人の選手がそれぞれのベルトに色を付けることは

比較的達成しやすいように思うが、

 

 

2冠を同時に保持することを第一義に掲げていた内藤哲也は、

それを一人でやろうとしているということだろう。

 

 

一人の王者が二つのベルトそれぞれに付加価値をつける、

普通に考えると達成はかなり困難のように思えるが、

内藤哲也ならばそれをも達成するかもしれないという期待感がある。

 

 

またこの困難なミッションを達成することが出来るのは

おそらく内藤哲也しかいないだろう。

 

 

ほぼ叶えられると思われる目標すべてを達成した内藤哲也にとっては、

2冠王座をそれぞれに輝かせることこそが、新たに課せられた目標かもしれない。

 

 

神宮大会にて宿敵EVILから、2冠王座を奪取した暁には、

G1以降上記のような展開が見れるのではないだろうか。

 

 

これまでこのような事例が新日本プロレスにはなかったわけであるので、

一人の王者が2冠王座それぞれをどう動かしていくかは誰にもわからない。

 

 

誰も見たことのない世界を見せる。やりたいようにやる。

自分自身が楽しみ、お客様も楽しませる。

 

 

これがロスインゴのそもそものポリシーであるなら、

内藤哲也が考え、そして魅せてくれる光景こそ、

ファンが見たいものであると思う。

 

 

シリーズ開幕戦と最終戦でそれぞれのタイトルマッチを行う。

また連続でタイトルマッチを行うなど、

考えようによっては可能性は広がるわけだ。

 

 

そしてたとえ別々の相手とそれぞれのタイトルマッチを行うことになっても

その展開を転がしていくことも内藤哲也なら可能だろう。

 

 

新たな可能性と言えば、先日オカダカズチカが提唱したKOPWがあるが、

内藤哲也はそれを否定し、興味がないと語っていた。

 

 

これはオカダが今の2冠戦線に興味がないという発言の意趣返しかと思うが、

ここでも二人は戦っているのであろう。

 

 

それは新日本の新たな概念、価値観を想像するのは

どちらなのかというということだ。

 

 

形を変えた内藤哲也とオカダカズチカの戦い。

そのような側面で見ればまた違う楽しみも生まれるかと思う。

 

 

 
 

内藤哲也のリベンジがかかる神宮大会2冠戦アンケートはコチラ

 


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