先日の11.6大阪大会の二夜明け会見の中で
欠場中であった内藤哲也が復帰会見を行った。
その会見の中で内藤哲也からついにこの言葉が発せられた。
内藤哲也、11月14日『WORLD TAG LEAGUE~開幕戦~』後楽園ホール大会にて復帰します
そう、ついに内藤哲也がこの週末から始まるWTLより復帰するということである。
内藤哲也は9月中旬のG1初戦で負傷し、全治2~3か月と伝えられていたが
その言葉通りの期間で無事復帰が可能となった。
これはファンはもちろん新日本プロレスにとっても朗報と言っていいだろう。
例年WTLは1.4東京ドーム出場が決定している選手、
つまりトップ選手の出場がなく、その選出に不満が出る。
しかし今回久々に内藤哲也がWTLに出場することで
例年以上にWTLにも注目が集まり、より盛り上がることは間違いないだろう。
なぜなら内藤哲也はやはり群雄割拠の新日本プロレスの中でも
本当の意味でのトップオブトップ、特別な選手だからだ。
現に私自身も今年のWTLはチーム選出自体も厳しいだろうなと思い、
同時に行われるBOSJの方に興味が移っていたが、
今回の内藤哲也出場の発表を聞いて俄然WTLも楽しみになってきた。
あとは新規入国の緩和という追い風も考えれば、
外国からの新鮮なメンバーの出場も期待できる。
そう考えればもしかすると今年のWTLは例年以上の豪華なメンバーが揃うかもしれない。
当記事執筆時点(11/9午前)でまだメンバーが発表されていないという事は、
それは逆に外国から来日するメンバーの最終調整を行っているともとれる。
それだけにWTLに出場するメンバーの公式発表はギリギリになると思われるが、
大きな期待をもちその時を待ちたいと思う。
さて今回復帰が決まった内藤哲也だが、
彼はここからどのような復活のストーリーを描いているのだろうか?
この日の会見で2022年1月4日のメインは鷹木信悟対オカダカズチカの
IWGP世界ヘビー級選手権に正式に決まったので、
内藤哲也がファンとの約束としていた
2022.1.4のドームのメインに立つという可能性はなくなってしまった。
これはG1という大舞台でのケガという事を考えれば仕方がないことだが、
ファンを大切にする内藤哲也からすれば、しくじたる思いであるだろう。
しかし1.4のメインという可能性はなくなったが、
今年のWK16は横浜アリーナまでを考えると全3戦である。
つまり内藤哲也にはまだ1.5東京ドーム、1.8横浜アリーナの
メインに立つチャンスが残されているということだ。
それにはまず今回出場するWTLでの結果が必要となるだろう。
このWTLで優勝を飾れば、まずはドームでタッグタイトルに挑戦する権利が生まれる。
そしてタッグのタイトルマッチが1.4で行われチャンピオンとなれば、
その勢いをもってシングルタイトルに向かうことも可能だろう。
またこのWK16はおそらくビッグマッチ仕様の9試合前後が組まれるはずなので、
3大会あれば27試合程度が必要となる。
そう考えると必然的に多くのタイトルマッチが必要になるので、
内藤哲也がこの3大会で一気にシングル、タッグの両獲りに成功しても
不思議ではないかと思う。
このあたりは私の個人的な願望も大いに入っているが、
はたして内藤哲也はこれからどのような世界観を我々に見せてくれるのか?
そして再び新日本の中心に立ち、ファンとの約束を果たすことができるのか?
制御不能なカリスマの復帰を祝福するとともに、
引き続きこの男のこれからの動きを追いかけていく必要がありそうだ。