今週末5.1福岡ドーム大会で行われる、
王者オカダカズチカvs挑戦者内藤哲也によるIWGP世界ヘビー級選手権。
ご存じの通り二人の対戦は今年3度目となり、ここまで1勝1敗のタイとなっている。
また通算成績も6勝6敗とこちらも全くの五分となっており、
両者の優劣はどちらにも振れていない状況である。
今回の対決の下馬評を見てみると、ここまで内藤哲也がオカダに対し
連勝できていないこともありオカダが有利という声が多いように思う。
また当ブログでも実施中の以下のアンケートでも、
わずかの差であるがオカダ勝利を予想している声が多い。
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そんな劣勢ともいえる状況である内藤哲也だが、
先日の”ホーム”広島大会で久々にオカダに対し制御不能な姿を見せた。
それはこの試合に勝利した内藤哲也がオカダにグータッチを求め、
それに応じたフリをしたオカダがレインメーカーを極めようとしたのだが、
内藤哲也はそれを躱し急所蹴りからのディスティーノを決めた。
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ゴールデン・ファイト・シリーズ – 広島・広島サンプラザホール – 第5試合後 | 新日本プロレスリング (njpw.co.jp)
LIJ初期にはよく見かけたシーンだが、ここ数年は影を潜めていただけに
この場面を新鮮に感じたファンも多かったかもしれない。
これを見て私は今回のタイトルマッチに関してふと思ったことがあった。
それは内藤哲也が次のタイトルマッチ、ここ最近の真っ向勝負ではなく、
以前の制御不能な姿で戦うのではないかということだ。
このバージョンでのオカダ戦と言えば、それはやはり2016年4月の両国大会だろう。
この大会は内藤哲也が初めてIWGPヘビー級王座を獲得した大会であるが、
オカダとのタイトルマッチはSANADAの乱入なども含め、まさに制御不能であった。
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INVASION ATTACK 2016 – 東京・両国国技館 – 真田聖也がまさかのL・I・J入り、内藤はベルトを投げ捨てる!? | 新日本プロレスリング (njpw.co.jp)
しかしそれがオカダ1強時代であった背景もあり、
逆にファンの支持を受け、最高の盛り上がりを見せた。
つまり当時は内藤哲也のそんな姿が時代に求められていたということだ。
それから6年が経過した創立50周年となる2022年だが、
新日本プロレスは再びオカダ1強時代に突入したといえるだろう。
つまりそれは2016年当時と状況が似ているともいえる。
そこで内藤哲也が再びあの頃の姿を見せ、もしこのタイトルマッチに勝利すれば、
福岡ドームはあの両国と同じような最高のカタルシスに包まれるのではないだろうか。
今回の内藤哲也の姿を見て私はそんなことを感じた次第である。
はたして5.1福岡ドーム大会のタイトルマッチで内藤哲也が見せる姿は
真っ向勝負かもしくは制御不能か。
そんなことを楽しみつつその時を待ちたいと思う。