先日行われたドラゴンゲート4.25後楽園大会。
何かが起こると言われるドラゴンゲートの後楽園大会だが、
今大会でも今後の展開に大きくかかわる出来事が起きた。
それは29日にジュニアだけの両国大会を控えたNOAH勢の登場である。
最初に正規軍が、そしてその後PERROS DEL MAL DE JAPONが登場し会場を大きくわかせた。
もともと4.29ノア両国大会へのZ‐BRATSの参戦は決定していたが、
今回のぺロス軍の乱入という流れにより、ドラゴンゲートのビッグマッチである
5.5愛知県体育館大会に彼らの参戦が決まった。
(論外&Eita&鼓太郎の3名でトライアングルゲートに挑戦)
つまりこれで両団体のビッグマッチに相互で選手を交流する形になったということだ。
以前よりノアには望月成晃が定期的に参戦していたが、
元々ドラゴンゲートは基本的にあまり他団体と積極的に交わらない団体だ。
それゆえに独自のストーリーやハイテンポなレベルの高い戦いが
見られるわけであるが、ここ最近はノアとの交流が続いている。
はたしてなぜ両団体はここに来てより融合を進めているのだろうか。
まずはこれは個人的な見解にすぎないが、
この交流を積極的に仕掛けているのはおそらくノアの方かと思う。
それは現在ノアジュニアの頂点であるGHCジュニアヘビー級の
タイトルをEitaが保持していることからも明らかであろう。
またEita自身も自団体のメインストーリーから抜け、
ノアに軸足を移しているように思える。
実質的にドラゴンゲートのトップであるEitaが
ストーリーに絡まないことは異例であるが、
これはやはりノアとの長期的な交流を見据えてのことかもしれない。
ではこの先両団体の融合はさらに進んでいくのか?というところであれば
結論から言うとyesであろう。
それは先日のノアの記者会見でドラゴンゲートの創設者である
ウルティモ・ドラゴンの元でノアの若手が修行するというニュースからもわかるかと思う。
それがさらに進めば将来的には本格的な業務提携などもあり得るかもしれない。
ではなぜこのような本格的な交流が続けられるのかという理由だが、
それはやはり長期間続いているコロナ禍によるところは否定できないだろう。
安定的な集客を長期間継続しているドラゴンゲート、
そしてSF入りし強大なバックボーンを得たノアであるが、
なかなか運営的には厳しいのが事実なのかもしれない。
つまり生き残るための選択肢ともいえるが、
この交流の先にはどんな未来が待っているだろうか。
普段私は新日本プロレスを中心に追いかけており、
当ブログもほとんど新日本プロレス関係のことを書いているが、
今後も今回のニュースのような気になる出来事があれば、
これらの団体についても書いていきたいと思うので、そちらもご覧いただければ幸いだ。