3.20仙台大会のバックステージコメントで、
”King Switch”ジェイ・ホワイトが以下の内容のコメントを発信した。
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そう、俺が次に目指すものは、史上初の4冠王だ。これまで俺はIWGP USヘビー、インターコンチネンタル、そしてIWGPヘビー級のベルトを巻いてきた。残すは一つ。タナハシ、お前は俺に借りがあるだろ? 俺はお前に勝ったんだから、NEVER王座に挑戦する権利がある! NEVERのベルトを獲って、この俺が史上初の4冠制覇を達成する。そして俺の偉業は永遠に語り継がれていくことになる
(引用:新日本プロレス公式)
このコメントでジェイは、史上初の4冠王となるため棚橋弘至が持つ
NEVER王座への挑戦を表明したのである。
棚橋弘至が戴冠後、少し止まっていたNEVER戦線がこの発言により動き出した。
棚橋弘至対ジェイ・ホワイトによるNEVERのタイトルマッチ。
このドーム級と言えるカードがNEVER戦で行われるとは、
ほとんどのファンの方は思ってもみなかっただろう。
もしジェイとのタイトルマッチが決まれば、
それは棚橋弘至にとってもまさに願ったり叶ったりという状況だろう。
なぜならこのジェイとのタイトルマッチは棚橋が掲げた
NEVERをIWGPに近づけるというテーマに完全に合致するからだ。
そう考えるとこのタイトルマッチは大きな意味を持つのではないだろうか。
おそらくこのタイトルマッチは次のビッグマッチである
両国大会で組まれることになるだろう。
そしてその両国大会では初めてとなる
IWGP世界ヘビー級王座のタイトルマッチも行われる。
よってこの二つのタイトルマッチは必然的に比較されることになるだろう。
飯伏幸太対ウィル・オスプレイ
棚橋弘至対ジェイ・ホワイト
名前だけを並べればどちらが最高峰のベルトを
賭けたタイトルマッチかわからないと言える。
この二人がNEVERをかけて戦うことで、
NEVERは新たなステージに進むことになっていくだろう。
それではもしジェイが棚橋を破り史上初の4冠王へと昇りつめれば
その後はどのような展開が待っているだろうか?
実現するかはかなり微妙であるが、個人的に見てみたいのは、
NEVER王者のジェイが、IWGP世界王者に挑むタイトルマッチである。
これが実現すれば来たるスタジアムマッチのメインに相応しいカードとなるだろう。
もしこの戦いが実現するのならここ最近の展開を考えれば、
ダブルタイトルマッチではなくIWGP世界王座のみが賭けられた方がいいのかもしれない。
両王座の価値を高めることを考えてもそれがベストではないだろうか。
また別の展開としては、比較的運用が自由であるこのNEVERのベルトを使って、
海外団体との戦いに打って出るというのもいいだろう。
現在インパクトレスリングのタッグ王座をフィンジュースが保持しているように、
今後AEWを含む提携はさらに本格化していくのは間違いないと思われる。
そこに新日本のトップの一角を占めるジェイが参戦すれば、
さらにさまざまな展開が考えられるようになるのではないだろうか。
またジェイはバレットクラブのリーダーという側面もあるので、
その方向でのストーリー展開も可能となるだろう。
このように考えるとジェイがNEVERを戴冠となれば、
国内外とも多くの展開が期待できそうである。
そしてジェイにそのような活躍を期待するファンも数多くいることだろう。
このNJCは惜しくも敗退してしまったが、
やはりこの男からは目を離してはいけないというだろう。
これからKing Switchは我々に何を見せてくれるのか、
大いに期待したいと思う。