先週の日曜日にNJPW STRONGで9月に行われたアメリカ大会
AUTUMN ATTACKが配信されたのだが、皆さんはすでにご覧になっただろうか?
今回は3試合が放送されたのだが、その中で最も注目されたのは、
やはりチャンピオン対決となるジェイ・ホワイトvsロビー・イーグルスの一戦だろう。
結果としてはNEVER王者であるジェイがIWGPジュニア王者である
ロビーをある意味完封という内容で圧勝した。
ジェイの試合を見るのは個人的には久しぶりとなるが、
強くてうまいジェイ・ホワイトは健在であったと感じた。
やはりこの男は新日本のトップになくてはならない存在だ。
早く日本での試合が見たいところであるが、
はたしてジェイが我々の前に登場するのはいつになるだろうか?
そんなジェイ・ホワイトはこの試合後もいつものように
マイクを握り大演説を行ったのだが、その中で個人的に引っかかった部分が何か所かあった。
これを収録したのは約1か月前かと思うので、時系列が少し前後するが、
ジェイが今回言い放ったことをまとめると以下となるだろう。
・EVILがHouse of toutureを作ったことが気に入らない。
・勝手に新メンバーとしてSHOを加入させたことが気に入らない
つまり当記事の見出しにあるようにジェイは
BCに関する決定権は全て俺にあるんだ!と言いたいのだろう。
今回のマイクでのBCに対する言及はここまでであったが、
これで昨年のG1時にも勃発したEVILとの遺恨が再燃したと受け取れそうだ。
また過去の記事でも触れたが、現在実施中のG1でもEVILとBCメンバーの
確執が戦いを通じて表面化している。
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またタマ・トンガはジェイにも不満をぶちまける場面もあり、
BCは今、各方面で火種がくすぶっている状態である。
はたしてこの遺恨は今後BC分裂へと発展してしまうのだろうか。
しかし個人的にはこの問題は今後も紆余曲折あれど、
最終的には分裂とならずに収まるのではないかと思っている。
理由としてはやはり圧倒的実績を持つジェイがリーダーであるからだ。
メンバーからすればいろいろ言い分はあるかもしれないが、
実際のところ彼の代わりになるレスラーは見当たらないのが現実である。
EVILがその代わりを務めるのはまだいろいろな部分で時期早々ではないかと思う。
もしかするとHotとして独立する可能性はあるかもしれないが、
ユニット内ユニットである方が自由が利く部分もあるはずだ。
またBCが今後もダークヒーローではなくヒール路線を貫くなら、
EVILは必要不可欠な存在となるだろう。
そう考えると最終的にはお互い手を握るのではないだろうか。
また新日本全体のバランスを見てもBCの存在は必要不可欠であるかと思う。
現在の新日本では数多くのユニットが存在しているが、
実質的にヒール路線を担っているのはBCのみである。
元々CHAOS、LIJはヒールユニットであったが、
現在はその色はほぼなくなりベビー寄りになっていると言える。
また鈴木軍もバリバリのヒールであったが、
タイチが徐々に前に出るようになったとともに、
ヒール色はかなり薄くなったと言えるだろう。
つまり現状はBC以外はすべてベビー寄りに位置しており、
その対立軸としてBCは現在の立場でいる必要があるということである。
そしてその頂点である絶対ヒールとしてふさわしいのは
やはりジェイということになるだろう。
STILL MY ERA。
ジェイがよく叫ぶことであるが、
本当の意味でのジェイ時代はまだ到来していないように思う。
この28歳という若き怪物が時代を取った時、
新日本プロレスはいったいどのような景色になっているだろうか。
その時はまだまだ先ではなく、もうすぐ訪れるのかもしれない。
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