G1もついに最終盤を迎え、
本日の仙台大会ではAブロック公式戦の8戦目が行われる。
ここを終えればあとは最終戦を残すのみとなり、
特に決定戦進出の可能性がある選手にとっては負けられない一戦となるだろう。
現在このAブロックで決定戦進出の可能性があるのは、
飯伏、信悟、ザック、KENTAの4選手であるが、
はたして誰がこのブロックを制し、10.21武道館の決勝の舞台に立つのだろうか。
本日の記事ではそのあたりについて、今一度考えていきたいと思う。
まず最終戦前となる本日のカードであるが、この4人の直接対決は組まれておらず、
全員が勝利し最終戦へ進む可能性も大いにありそうだ。
念のため以下に10.13仙台大会のカードを記載しておく。
飯伏=対戦なし(小島聡とのSPシングルマッチ)
信悟=オーカーン
ザック=矢野
KENTA=ロア
対戦相手との力関係を見ればここは全員が勝利を収める可能性が高そうだ。
そして本当にそのようになれば全員が6勝2敗の12点で最終戦を迎えることとなる。
最終戦の結果いかんで決定戦進出が決まるのは、
G1の常であるがどうやら今年もそのようになりそうだ。
それでは最終戦の彼らのカードはどうなっているのかを見てみよう。
G13連覇と4年連続決勝進出を目指す飯伏幸太はKENTAとの直接対決となり、
鷹木信悟は裕二郎と、ザックはロアとの対戦である。
まず決定戦進出の前提としては全員が勝利する必要がある。
つまり負ければ無条件で脱落を意味するということだ。
おそらくこの星勘定であれば飯伏vsKENTA戦がメインとなるかと思うが、
そこまでに信悟かザックのどちらかが、もしくは両方が脱落している可能性もある。
ではここからはどのような可能性があるのか考えてみよう。
まず信悟とザック両方が勝った場合だが、
この条件であればこの時点で二人の勝ち点が並ぶので、
ザックのとの直接対決で負けている信悟は脱落となる。
ザックから見ればあとはメイン待ちとなり、
飯伏が勝てば決定戦に進めるが、
直接対決の結果上KENTAが勝てば脱落となる。
次に信悟が勝ち、ザックが敗れた場合だが、
これはザックの時と逆となり、飯伏勝利の際は信悟は脱落し、
KENTA勝利の際は信悟が決定戦進出となる。
(ザック勝利、信悟敗退の場合は両方勝利の場合と同様)
つまり最終日に4人が同点で進めば、
直接対決の関係上、二人がどのような結果になっても
メインの勝敗で決定戦進出の行方が決まるということだ。
となるとすべてはメイン次第というわけだが、
メインで戦う二人のうち、追い風に乗っているのはKENTAではないだろうか。
デビュー20年を超える選手に対して失礼な話であるが、
今回のG1のKENTAはここに来てより強さ、ウマさ、すごみに
拍車がかかっている印象である。
そのように感じているファンは私だけではなく
きっとたくさんいるのではないだろうか。
個人的にはそんなファンの後押しもあり、
このメインを制し決定戦に進出するのはKENTAではないかと思っている。
自らを外様と言い切る男が新日本最強の座を決めるこのリーグ戦を勝ち上がれば、
ある意味これは快挙であると言えるだろう。
また同時に2020年のあのドームの乱入時に言い放った、
今年は俺の年!という言葉の意味が2年越しで叶う可能性も出てくる。
何より試合だけではなくいろいろな角度で新日本を盛り上げている
KENTAには今や多くのファンがついている。
はたしてNoahで天下を取った男が紆余曲折を経て、
この新日本でも天下を取ることができるのか。
残り2戦この男から目が離せないことは間違いないところだ。
G1週勝者アンケートはこちら ↓