先日のG1大田区大会でのタマ・トンガのコメントから
にわかに勃発したバレットクラブの内紛騒動。
まずは改めてそのタマのコメントをご覧いただければと思う。
↓
オレが誰で、どうやってこの業界で、このリングで、これだけ長い間生き残ってこれたのか、もう一度おまえらに教えてやるよ! オレはこの船のキャプテンだ! ジェイ・ホワイト、おまえ今どこにいるんだよ? おまえの大事なポジションがなくなっても困らないのか? もうおまえが必要ないって言うなら、このオレが奪い取ってやる
(引用:新日本プロレス公式)
これを普通に読み取れば、この船というのはバレットクラブということであり。
キャプテンはリーダーということだろう。
つまりこれはタマ・トンガが現リーダーのジェイに対しての宣戦布告と受け取れる。
そして日をおかずタマはこのようなツイートを投稿した。
↓
“Does he know?”
— Tama Tonga (@Tama_Tonga) 2021年9月27日
“No he doesn’t” https://t.co/mgmBqQzBnS pic.twitter.com/WImmoeYJaa
それはEVILとの写真を使い、『彼を知っているか?』『いや、知らない』
という会話を付け加えた意味深な内容であった。
ここまでを考えると、タマは数年前にエリートに仕掛けてような
内紛騒動を巻き起こそうとしていると捉えられる。
そしてそれは先日ユニット内ユニット、House of toutureを立ち上げた
EVILを巻き込んだものなのだろうか。
話を少しさかのぼると、そもそもEVILとジェイは、
昨年のEVILがBC加入後のG1で舌戦を繰り広げてきた。
それを見て多くのファンがBCのリーダーの座をかけて、
一騎打ちを行うのかと思ったわけだが、
この展開はその後何もなく時が過ぎている。
また昨年にはジェイとEVIL、二人だけのタッグなどもあったわけだが、
表向きには何も起きず、お互いを尊重しているようにも取れた。
そしてそのまま現在に至っているわけだが、
ジェイの拠点がアメリカに移っている今、何かが変わろうとしているのだろうか。
個人的にはアメリカのBCはジェイが、そして日本はEVILが先頭に立ち
闘っていくと考えていたが、それは違うのかもしれない。
つまりBCが二つの拠点で両立するのではなく、
二つのユニットに分かれるかもしれないということだ。
もしくはジェイが追放という流れもあるのかもしれない。
しかし個人的に思うのは彼らが向かうべき標的は内なる者なのだろうか。
これは私の思いであるが、向かうべき標的は外にいるように思う。
そしてその筆頭はやはりエリートを中心とした旧バレットクラブになるだろう。
タマ・トンガ自身も先月のアメリカ大会で旧BCであるGood Brothersと
向かい合い因縁が勃発している。
またジェイ自身も先日のストロングでこのような発言を行った。
↓
『NJPW STRONG』だろうが、IMPACT WRESTLINGだろうが、AEWだろうが関係ない!! トムトム、お前じゃなくてほかのヤツと俺はやりたい。だからお前を次の挑戦者としては認めない。IMPACTかAEWの誰かと闘いたい。それか『NJPW STRONG』のヤツでもいいな!! 誰が次の挑戦者になるだろうな!?
(引用:新日本プロレス公式)
これは現在自身が保持するNEVER王座を使い、
AEW勢などと戦うという意思表示ともとれる。
つまり私の思いは彼らはヒールユニットではあるが、新日本のプライドをかけて
外敵を迎え撃ってほしいというものである。
そしてもしこの展開が本当におこるのなら、
その舞台はアメリカで始まるかと思うが、ぜひ日本でも開催してほしいと思う。
もちろんその舞台にふさわしいのは新春に東京ドームWK16かと思うが
そのころにコロナ禍が落ち着いていれば、その可能性は少なからずあるはずだ。
そしてその決着戦としてジェイが、前リーダーであるあの男を迎え撃つのを
見たいのは私だけではなく、多くのファンに共通の思いではないだろうか。
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