10.4後楽園ホール大会で行われた
G1CLIMAX31 Aブロック公式戦。
この大会で最も注目を集めたのは、メインで行われた
オカダとSANADAのライバル対決であると思うが、
その他にも別の意味で注目されたカードがあった。
それはEVILとタマ・トンガのバレットクラブ(以下BC)同門対決である。
戦前タマはこのようなツイートでEVILとの共闘を示唆しており、
今アメリカにいるジェイと対立する展開を匂わせていた。
↓
“Does he know?”
— Tama Tonga (@Tama_Tonga) 2021年9月27日
“No he doesn’t” https://t.co/mgmBqQzBnS pic.twitter.com/WImmoeYJaa
そしてその展開の先がこの日の戦いの後に見れるかという期待もあり、
この一戦は注目を集めたわけだが、結果はタマの思い通りにはいかなかったようだ。
それは試合後のこのツイートを見ればお分かりいただけるだろう
↓
私は悪を信頼すべきですか?🤔
— Tama Tonga (@Tama_Tonga) 2021年10月4日
To Trust Evil…To Not Trust Evil…
🤔 https://t.co/yqeRLYSm2I
試合を振り返ってみるとEVILはこの日もいつものEVILであった。
同じBCのメンバーとの戦いであってもそれはある意味揺らぐことはなかった。
それどころかSHOを登場させたことを考えれば、
いつも以上にヒールとしてのスタイルを貫いたと言えるだろう。
↓
そして結果としてEVILは勝利を手に入れ、勝ち点を8点まで伸ばし、
全勝のオカダとコブを追いかけており、まだまだ優勝戦線に踏みとどまっている。
EVILはオカダとの対戦には敗れているが、まだコブとの対戦を残しており、
それをもしクリアすれば、この暗黒王の決定戦進出も現実味を帯びてくる。
G1最終日がまさかのバットエンドで締めくくられる可能性も大いにありそうだ。
さて話をバレットククラブに戻したいと思うが、
今回の試合結果や試合後のタマの動きなどを見ると、
今後BCはどうなっていくのかが全く予断を許さない状況となってきた。
話をいったん整理すると、現在BCはおよそ3つのグループに分かれていると言える。
①現在G1に出場、もしくは日本を拠点としているメンバー
②現在アメリカを拠点としているメンバー
③House of touture(以下Hot)
大まかに分類するとこのような形になるだろう。
今回の戦いまでは日本にいるメンバーが手を組み、
アメリカにいるジェイを牽制するという構図であったわけだが、
今回の戦いを経て、また様相は変わったように思う。
それはHotがユニットを割り独立するのでは?という展開である。
元々EVILは俺が正義であると語っていたが、
最近は俺が法律と主張がバージョンアップしている。
EVILからすれば俺が法律なわけなので、
同門の盟友相手にも何をしてもいいという理屈になるが、
それをされる側は同じユニットであっても決していい思いはしないだろう。
そしてこれに嫌気がさしBCのオリジナルメンバーであり、
かつ重鎮とも言えるタマが動けば、
その他のメンバーも追随する可能性は大いにあるだろう。
そこで再びジェイと距離を縮め、EVIL率いるHotに牙を向くかもしれない。
BCの歴史を考えればこのような展開になっても不思議ではないだろう。
しかしこの展開はもしかすると
EVILにとっては狙っていたものかもしれない。
コロナ禍の中BCに移籍となったEVILは来日が難しくなったメンバーに代わり、
トップ的な立場でユニットを引っ張っていたが、
やはりBCのリーダーはジェイ・ホワイトであることに変わりはない。
つまりEVILがロスインゴ時代と同じ立場に陥ることを嫌えば、
再び造反劇を起こすことも大いに考えられるだろう。
また今回の騒動のそもそもの発端であるこのジェイのインタビューのツイートだが、
この中で示唆した静粛とはEVILのことをさしているのかもしれない。
↓
Jay White: "This is the first time I'm talking about this publicly, but just, the state of Bullet Club as a whole. In aspects it's the strongest it's ever been, but in other aspects not so much. It's going to take my attention, whether that means keeping or cutting people." pic.twitter.com/B8JIxArYKE
— Ciarán (@CiaranRH2) 2021年9月23日
全く先が読めなくなったこのBCをめぐる内紛問題。
おそらく決着は新春のWK16ではないかと思うが、
はたしてそれが終わった時、この新日本最大のヒールユニットは
どのような姿になっているのだろうか。
そしてその結果はきっと新日本全体にも大きな影響を与えることだろう。
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