前回の記事では今後IWGP世界ヘビー級やNEVER、
そしてヘビー級タッグ王座が今後どうなっていくのか？ということを書いてみたが、
今回の記事ではその続きとしてジュニア戦線が今後どのように動いていくのか？
そのあたりを中心に進めていきたいと思う。
ではさっそくであるが始めていこう。
IWGPジュニアヘビー級王座
現王者エル・デスペラードに最強のチャレンジャーと言える石森太ニが挑戦する
タイトルマッチが開幕戦の札幌で行われることが決定している。
ヒロムが欠場している今、この二人のタイトルマッチは
まさに頂上決戦と言える戦いとなるだろう。
どちらが勝ってもおかしくない新日ジュニアが誇る極上のカードである。
ではこの札幌決戦後、その後に行われるビッグマッチで、
この戦いの勝者に挑む男はいったい誰になるだろうか？
その筆頭はやはり近日中の復帰が期待される
高橋ヒロムということになるだろう。
ビッグマッチという大舞台にはやはりこの男の華が必要だ。
また今回のタイトルマッチでどちらが勝利しても、
おそらくその勝者は次に戦い相手としてヒロムを指名するのではないだろうか。
ジュニアのシングル戦線に関しては、まずはこの線がもっとも有力であるかと思う。
そしてその舞台が東京ドームであればヒロムの復帰により花が添えられるだろう。
個人的にはデスぺvsヒロムをドームで見てみたいがはたしてどうなるだろうか。
その他には他団体（7.1GREAT）に出撃するSHOや
デスぺに対し対戦をアピールしていたBUSHIなどが候補に挙げられるかと思う。
この二人に関してはさらなるアピールを期待したいところだ。
IWGPジュニアタッグ
このタイトルは現在、先日前王者３Kを破った石森太ニとELPが保持しているが、
石森がシングルの挑戦を控えている今、大きな動きはない。
また現在海外からの参戦が難しい状況が続いており、
そもそもタッグとして稼働しているチームが少ない現状がある。
現王者のバレットクラブの二人を除くと、
鈴木軍のデスぺ・金丸組と３Kくらいしか思い浮かばないという状況だ。
そう考えるとしばらくタッグタイトルは行わないという方向も考えられるが、
ビッグマッチの連戦ということを考えればそういうわけにもいかないだろう。
ではいったい次はどのチームがこの王者組に挑むことになるだろうか。
あえて上の2チームを除けば、必然的にＬＩＪのヒロム・BUSHIが浮かび上がってくる。
もちろんこれはヒロムが復帰するということが前提であるが、
ヒロム・BUSHIとしては初戴冠となるテーマは出来ることになる。
またヒロム、もしくはBUSHIが同時にシングルにも挑戦となれば
2冠王者というテーマも浮かび上がることになるだろう。
もしこの構図がすべてうまくいけばＬＩＪが主要タイトルを独占することも可能だ。
（IWGP世界ヘビー、ジュニアヘビー、両階級のタッグ）
年初の内藤哲也の2冠陥落、そしてヒロムの王座返上後、
鷹木信悟のタイトル戴冠まで停滞していたＬＩＪが一気に今年後半の新日本を席巻するのか？
そのあたりも大きな注目点となるだろう。
さて本日の後楽園大会で今シリーズは無事最終戦を迎える。
ここまではコロナ禍の中、大会中止やカード変更等が続いたが
次期シリーズ以降も何事もなくシリーズが開催されて欲しいと思う。
またまもなく次期シリーズ、SUMMER STRUGGLEのカードも発表されるだろう。
東京ドームを一つのゴールとし、どのような戦いの構図が生まれるのか？
期待して待ちたいと思う。
