今週末7.15からついに開幕となる、新日本プロレス真夏の祭典Ḡ1クライマックス33。
それに先立ち多くの選手のインタビューが公式サイトで公開されているが、
本日の記事では先日アップされたBULLET CLUBの新リーダーである
デビッド・フィンレーのインタビューを取り上げてみたいと思う。
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ジェイ・ホワイト離脱後、新リーダーとなったフィンレーが
Ḡ1前に何を語ったのか?
個人的に気になった部分を掘り下げていこうと思う。
まずフィンレーがリーダーに就任後、BC WAR DOGSがBULLET CLUBに加入する
という新たな動きがあった。
これはフィンレーいわく計画どおりとのことだが、
これによりこれまでのBULLET CLUBとは少しテイストが変化してきているのは確かだろう。
これはインタビュー内でもフィンレーが語っているが、
彼が求めているユニットの姿は
残忍さを持ちつつ自分たちの主張をする。
というものだ。
これは原点回帰というべきであり、
10年前にBULLET CLUBが立ち上げた時の思想をモチーフにしている。
つまりケニー・オメガやジェイ・ホワイトの時代のBULLET CLUBではなく、
それ以前のBULLET CLUBの姿に戻そうとしているということだ。
これにはもちろんファンの賛否両論があるわけだが、
フィンレーはそれも気にしないとしている。
はたして彼は今後ユニットをどのように牽引していくのか?
引き続き注目しておく必要があるだろう。
ではここからは話をḠ1へと進めていきたいと思うが、
まずはフィンレーのいるCブロックのメンバーはこのようになっている。
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そしてこのメンバーに対しフィンレーはこのように語っている。
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「ならず者の集まり」という言葉が最初に頭に浮かんだのは俺も同じで、これ以上嬉しいことはないよ。ブロック内にいるシングルマッチで対戦した相手に対して、俺はパーフェクトな成績を残している。まだ全員と対戦したわけではないが、過去に対戦した相手にはすべて勝っているんだ。
そしてインタビューを読み進めていくとフィンレーはこの二人を特に意識しているように感じた。
それは鷹木信悟と同門であるEVILである。
まず鷹木信悟に関してフィンレーはこのように語っている。
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同じブロックにいる誰もが俺のことをマークしてるだろうな。このブロックには、チャンピオンは俺しかいないんだから。俺を倒せば俺の持っているベルトに挑戦できることになり、その分、カネを稼ぐこともできるだろう。俺もすでにシンゴのことは特別にマークしている。
去年は俺が機先を制し、ヤツを丸め込んでやったよ。だが、あの結果に満足しているわけじゃない。イシイやタマ・トンガ、ELP(エル・ファンタズモ)を倒したときのように、ヤツを倒したいんだ。シンゴを圧倒したいんだ。タカギは元IWGP世界ヘビー級チャンピオンだ。だが、俺のほうがヤツよりも10倍強いというところを見せてやらなきゃいけない。
このコメントを見る限り元IWGP世界ヘビー級王者としてリスペクトしており、
今度は丸め込みではなく圧倒し勝利したいということだろう。
また鷹木信悟から勝利すればブロック通過の確率も大いに上がるだけに、
8.2広島での戦いは負けられない一線となりそうだ。
そして同門のEVILに関してはこのようにフィンレーは語っている。
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俺のBULLET CLUBは、ならず者と野蛮人しかいないと言ったよな。だからEVILは自分がならず者で野蛮人であることを俺に対して証明しなければならない。まあ、どうなるか楽しみだよ。
この発言をどう受け取るかはさまざまかと思うが、
何れにせよ荒れた展開となることは間違いはないだろう。
ある意味BULLET CLUBとHOUSE OF TORTUREのリーダー同士の戦いと
いう側面もあるだけにこの戦いを経て両者の関係に変化があるのかもしれない。
はたしてこの二人の一戦の結末はどうなるだろうか。
ジェイ・ホワイト離脱後、新たなBULLET CLUBを構築しようとしている
デビッド・フィンレー。
それをより進化させるためにもこのḠ1では最低限ブロック突破が必要だろう。
個人的にはその可能性が高いと考えているが、
フィンレーはブロックを勝ち抜き、インタビューの冒頭にある、
ならず者のキングとなることはできるだろうか。