7.15札幌大会より開催される新日本プロレス真夏の祭典、Ḡ1CLIMAX33。
今回のḠ1CLIMAX33は32名参加の4ブロック制、
さらに準々決勝制度も設ける新システムのもと行われるが、
それに対し内藤哲也が自らの思いを東スポ紙上にて語っている。
まず内藤哲也は今回の32名という出場選手が多すぎると指摘している。
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すべてを否定する気はないです。いろいろな選手にチャンスをっていう意味ではいいかもしれないですけど、俺の中でのG1クライマックスのイメージは、選ばれた選手のみが参加できる最強戦士決定戦。個人名までは出しませんが、さすがにこの選手は優勝争いに食い込めないでしょって名前も入っているので
つまり内藤哲也が持つḠ1CLIMAXのイメージは選ばれた選手のみが参加できる
最強戦士決定戦であり、明らかに優勝争いに食い込めない選手が
参加するのはどうなのか?ということであろう。
事実1991年に行われた第1回のḠ1CLIMAXは精鋭された8名で行われた。
それと比較すると今回は4倍まで増えたわけだが、さすがにそれは増え過ぎではと
内藤哲也は言いたいのではないかと思う。
その対案としてボーダーラインの選手は出場決定線を行うことを提案しているが、
この案は以前木谷オーナーも語っていた記憶がある。
今年は実現しなかったこの案だが、今回のḠ1CLIMAXの内容いかんでは
来年以降採用される可能性もあるのかもしれない。
また内藤哲也は今年から採用された20分1本勝負に対してもこのような意見を述べている。
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なぜ変更なのか説明が欲しいですね。20分1本勝負をこれだけ大々的にやってしまったら、15分1本勝負のTV王座の特別感もなくなってしまいますし
だとしたら、やっぱりそもそもの人数を減らそうよって話ですよ。それに一人あたりの試合数に関しては(2ブロック時代よりも)少なくなってますから。人数を増やしたから時間を減らすでは、減らす方を間違えてる気がします
内藤哲也のコメント見る限り、
この変更に対し新日本プロレスから選手への説明が特にないということだが、
そうであれば試合時間が10分間短くなるという勝敗に直結しそうなルール変更だけに
納得できないことも当然かもしれない。
また選手の肉体的負担の軽減ではという質問には、それならばそもそもの
出場選手を減らすべきではと改めて提言している。
そして2ブロック時代と比較するとリーグ戦の試合数は減っているだけに
この肉体的負担の軽減は当てはまらないとも語っている。
つまり内藤哲也は試合時間や大会時間の短縮が狙いだとしても、
いきなり根本的なルールを変更するのはいかがなものかと言いたいということだ。
それについてインタビューの最後に内藤哲也はこのように語っている。
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試合時間短縮って他のスポーツでも言われてて、野球だとピッチクロックが導入されてますよね。そういった工夫もせず、短くしたいからツーアウトでチェンジに変えようとはならないわけじゃないですか。新鮮味はあるかもしれないし、試合時間が短い面白さもあるのかもしれないけど、何の説明もなく根本的なルールを変えたら、本来のG1の面白みは欠けてしまう危険性はありますよね
はたして新ルールや新制度で行われる今年のḠ1CLIMAX33は
内藤哲也が危惧するように面白みに欠けてしまう大会になるのか?
もしくはその危惧を払拭するような素晴らしい大会となるのか?
そんな期待と不安を持ちつつ約1ヶ月後の開幕を楽しみに待ちたいと思う。