前日に引き続き7.16に行われたḠ1クライマックス332日目となる札幌大会。
比較的平穏に終わった初日と比べ、この2日目は結果的に波乱の結末となった
戦いが数多くあったと言えるだろう。
まずは第1試合に行われた石井智宏とデビッド・フィンレーの一戦だが、
この戦いは前回のNJCでも勝利を収めたフィンレーが再び石井智宏を破り
好スタートをはたした。
現状を考えるとこのフィンレーの勝利が番狂わせとは言えないかと思うが、
新日本プロレスでも屈指の実力者である石井智宏に勝利したことは
リーグ戦突破に向けかなり大きいと言えそうだ。
はたしてBULLET CLUBのリーダーとして初のḠ1に挑む
フィンレーはどのような結果を残すのだろうか。
そしてある意味番狂わせという意味では最もそう思わせたのが、
第5試合の鷹木信悟とエディ・キングストンの一戦ではないだろうか。
新日本プロレスでの実績では格上といえる鷹木信悟が有利と見ていたファンの方が
多かったと思うが、結果はエディがノーザンライトボムで鷹木信悟から勝利を飾った。
エディにとっては初のḠ1となる初戦で鷹木信悟から勝利を挙げたことは、
大きな勝利かと思う。
逆に考えると鷹木信悟にとっては痛い敗戦である。
しかしまだ初戦ということを考えれば巻き返しは十分に可能であるので、
THE DRAGONの今後の逆襲に期待しておきたいと思う。
そして次は棚橋弘至とザック・セイバーjrとの一戦を振り返ってみよう。
自身が変わらなければ再びḠ1を制することは難しいと先日の会見でも語った
棚橋弘至だが、その変化の一つとしてこの日の戦いで新コスチュームを披露した。
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また棚橋のファイトスタイルも全体を通じ、これまでにない関節技を主軸にした
戦いに移行していたかと思うが、皆さんはどう感じただろうか。
個人的にはこの一戦は今後に期待を持たせる戦いに感じたが、
はたしてエースの復権はあるのだろうか。
そして最後はメインイベントの内藤哲也vsジェフ・コブについてだが、
結果から言うとジェフ・コブが最終的にツアー・オブ・ジ・アイランドを決め
内藤哲也に勝利した。
これにより内藤哲也は黒星スタートとなったわけだが、
これは優勝者は初戦に敗れるというジンクスを考えると吉兆といえるかもしれない。
各予想でも今年のḠ1の優勝候補として名前が挙がる内藤哲也だが、
自身が目標とする東京ドームのメインに向け、この初戦の敗戦を活かすことはできるだろうか。
試合後のコメントでは前向きな言葉を発しているだけに、
今後の制御不能なカリスマの逆転劇に期待したいと思う。
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(内藤哲也コメント)
毎年、俺以外の選手も全員、優勝はもちろん、全勝優勝を狙ってるわけで。今日で、全勝優勝の可能性はなくなっちまったな。でも、今年は、ブロック2位まで通過できるんでしょま、そのルールを除いても、なんか、ちょっと自信になったな。負けちゃったよ。コブに完敗したけどさ、いい負けだったかな。なにか、皆様はどうか知らないよ、でも俺自身、この先に期待できる何かを、この試合で見つけることができたかな
(引用:新日本プロレス公式)
(C・Dブロック星取表)
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