今年のḠ1CLIMAX33を6年ぶりに制覇し、
1.4東京ドームでSANADAとのIWGP世界ヘビー級選手権が決定している内藤哲也。
これまでも1.4東京ドームのメインに立つことへの意義を語ってきた内藤哲也だが、
今年はよりその思いは深いようである。
その証として内藤哲也は1.4東京ドームを前に3度目となる目の手術に踏み切るようだ。
👇
これまで2019年、2022年の2度目の手術を行ったことを明かしている内藤哲也だが、
またしても目の状態が悪化していることをḠ1後に明かしている。
また目の手術を行えるのは3回だけということなので、
今回の手術が最後ということになる。
よってその最後の手術は引退後に取っておきたかったようだが、
それより二度と戻らない今、つまりいまだ成し遂げていない、
ドームでの”デ・ハポン”の大合唱をするために今回行うことを決断したようだ。
ではなぜその最後のカードとも言える三度目の手術を行うことを決断したのか?
ということであるが、それはおそらく自身に残されたトップ選手としての時間に
限りがあることを感じているからだろう。
つまり若い選手ならば今回のチャンスを逃しても、次のチャンスがあるかもしれないが、
内藤哲也は今回のようにドームのメインに立てる機会はそう多くない、
もしかすると最後になるのかもしれないと考えているのではないだろうか。
そう考えれば今回、最後となる目の手術を行うという、
一歩を踏み出した勇気の必要性が理解できるが、
内藤哲也の本当の気持ちはどこにあるのだろうか。
そしてやり残したことと言えば、内藤哲也にはもう一つ高橋ヒロムとの
王者同士での師弟対決というドリームマッチ実現があるかと思う。
こちらに関しては2020年の旗揚げ記念興行で行われることが決定していたが、
コロナ禍で開催できず、実現しないまま時が流れている。
図らずしも今年は高橋ヒロムが初めて王者として1.4東京ドームに臨み、
そこでヒロムが防衛し、もし内藤哲也がIWGP世界ヘビー級王座を奪取すれば、
いよいよその機運が高まることになるだろう。
4年越しにこのドリームマッチが実現するとなればファンは歓喜するはずだが、
一方でそれは内藤哲也時代の終わりの始まりという見方もできる。
そう考えればファンとしては複雑な気持ちになるが、
まずは1.4東京ドームで未だ戴冠していないIWGP世界ヘビー級のタイトル獲得、
そしてドームでの大合唱を実現してほしいところだ。
そんな制御不能なカリスマと呼ばれる男から我々はまだまだ目を離してはいけないだろう。