(*執筆後上記のニュースがリリースされましたが、そのままアップさせていただきます。)
先週末からついに開幕となったG1クライマックス31。
両日とも数多くの熱戦が繰り広げられ、
非常に満足度の高い大会になったのではないだろうか。
結果だけを見ると、Aブロックは波乱含みの展開、
そしてBブロックは比較的順当な滑り出しというように感じたが、
皆さんはどのような印象をお持ちだろうか。
そこでG1開催の合間となる今回の記事では、
開幕戦から見えた今後の各ブロックの展開について書いていきたいと思う。
プロレスファンの最高の楽しみである展開予想。
皆さまもご一緒に楽しんでいただければ幸いである。
さて、今回の記事ではAブロックについて考えていきたいと思うが、
やはり開幕戦の主役と言えば、飯伏幸太を下した高橋裕二郎だろう。
大きな驚きをもって迎えられたこの裕二郎の活躍は、
今後のブロックの戦いに影響を及ぼすことになるはずだ。
特に9.30後楽園大会でその裕二郎と対戦する内藤哲也は
この結果を見てどのように感じただろうか?
自らは黒星スタートとなった今、この裕二郎戦はブロックを勝ち抜くためには
決して落とせない一戦となるはずだ。
また裕二郎が対飯伏戦に続く大物食いをはたせば、
一気に裕二郎自身にもチャンスが出てくることだろう。
そういった意味ではこの7年ぶりとなるNO LIMIT対決は、
お互いに負けられない一戦となりそうだ。
このAブロックの戦前の予想では、いわゆる昭和57年会の3人である、
鷹木信悟、内藤哲也、飯伏幸太が圧倒的支持を集めたが、
王者である鷹木信悟は初戦敗退となった二人を尻目に、
石井智宏を激烈を超える戦いの末、勝利をもぎ取った。
あとは3人の直接対決が大きなキーポイントになると思うが、
そこで連敗を喫しなければ有利な立場でブロックをリードすることになりそうだ。
盤石の王者と言える昇り龍がG1までをも制し、絶対王者の道へ突き進むのか、
今の鷹木信悟の姿を見ているとその可能性は高いのかもしれない。
あと個人的に注目しているのは、初戦のタンガ・ロア戦で
勝利を飾った、グレート・オーカンである。
このロア戦ではあえてパワー勝負で挑んだように思えたが、
次戦以降はオーカーンが持っているさまざまな引き出しを開けてくるだろう。
このG1前まではコブのサポートに徹していた印象であるが、
シングルのリーグ戦となるこのG1で、
ついにオーカーンの持つそのポテンシャルが最大限発揮されることになれば、
ダークホース以上の結果を残す可能性も大いにあるだろう。
そしてオーカーンの最終戦は内藤哲也である。
この最終戦までにオーカーン自身が可能性を残していれば、
初出場で決定戦進出という偉業を成し遂げても不思議ではない。
高橋裕二郎の番狂わせから始まった今回のAブロック。
競馬でいうところのまさに捨てる枠無しという様相を呈している。
はたしてこの激烈なブロックを勝ち上がり、
最終日の優勝決定戦のリングに立つのはどの男になるのか。
次戦は9.23大田区大会である。
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