現在開催中のG1クライマックス30も佳境を迎え
今週末には1か月に及んだこのシリーズも終了する。
そして新日本プロレスの展開は今後、
現時点では正式には発表されていないが、
新春の東京ドーム興行へ向け進んでいくはずだ。
また現在発表済みの年内のシリーズは以下である。
POWER STRUGGLE 10月23日~11月7日 全11大会 最終戦 大阪府立体育館
WTL&BOSJ 11月15日~12月11日 全17大会 最終戦 日本武道館
11月の大会がタッグ、そしてジュニアがメインであると考えると
2冠戦を巡る本線の戦いは次期シリーズが年内最後となるだろう。
それではここで昨年の11月大阪大会で行われた
タイトルマッチを確認したいと思う。
昨年行われたタイトルマッチは、
NEVER無差別級選手権
IWGPジュニアヘビー級選手権
IWGPインターコンチネンタル選手権
今年は直後にBOSJがあることを考えると、
ジュニアのタイトルマッチがあるとすれば、
タッグの方になるであろう。
また現在は2冠が統一されてるので、
インターコンチの代わりに2冠戦が組まれるかもしれない。
もしそうなれば年内最後の防衛戦となるだろう。
そして2冠戦と同時に権利証マッチも
行われる可能性がある。
サプライズとしては現在アメリカ配信番組で
展開が動いているIWGPUSヘビー級が
日本で行われる可能性がある。
これは王者モクスリーが来日可能かどうか
ということに左右されるかもしれない。
実施が確実に行われるであろう
タイトルをまとめると11月のビッグマッチでは、
①2冠戦(もしくはどちらかのタイトル)
②権利証マッチ
③NEVER無差別級選手権
④ジュニアタッグ選手権
が行われるということになりそうだ。
ではその上記のタイトルはどのような
マッチメイクが予想されそうだろうか。
まずは内藤哲也が保持するIWGPの2冠だが、
通例で考えると直近のG1で敗れた選手となるだろう。
当記事執筆時点で判明しているのは、
EVIL、SANADAであるが、
そこに本日最終戦の相手、KENTAが加わるかもしれない。
これはあくまで内藤哲也がG1で優勝しない前提の話だが、
G1優勝者はドームでの挑戦者となるはずなので、
この11月のビッグマッチでは除外されるだろう。
個人的に面白いと思うのは、まだ勝敗が未確定であるが、
最終戦の相手KENTAである。
この組み合わせは2月の2冠戦の再戦となるが、
当時は圧倒的にKENTAが戦前からイニシアチブをとっていた。
現在の好調かつ王者としての風格が出てきた内藤哲也なら、
次は自らが主導権を取って前哨戦を進めていけるような気がする。
それが新シリーズで行われればファンとしても大変楽しみである。
次は権利証マッチを考えてみよう。
前提として個人的な優勝予想はSANADA、
もしくはEVILと考えているので、
そちらをもとに進めてみたいと思う。
こちらの対戦相手もおそらくG1で敗れた相手が候補である。
上記の両者の現時点で判明している敗れた選手は、
SANADA=矢野、後藤、YOSHI-HASHI
EVIL=矢野、ザック である。
この組み合わせであれば、おそらく矢野通は興味を示さないので、
EVILであればザック、SANADAであれば後藤であろうか。
個人的には勝ちには結びついていないが、
このG1で大きく評価を挙げたYOSHI-HASHI
の挑戦もアリかと思うが、新日本はどう判断するだろうか。
そしてNEVERで個人的に見たいカードは、
鈴木みのる対鷹木信悟、もしくはタイチとの同門対決である。
そしてその勝者にドームでは、今回未対戦の方が挑戦する。
NEVER戦線はこの3人が中心となり進んでいくかと思う。
そこにさらにジェフ・コブなどが加わり熱い戦いを期待したいところだ。
最後はジュニアタッグだが、現チャンピオンは金丸・デスぺ組
という誰が相手でも好試合になるチームが君臨している。
少し前に行われたチームで行くと、やはりLIJの二人だが、
個人的にはBCの石森・ELPのタッグが見てみたい。
そこで石森がジュニア2冠王となり、BOSJを迎えることになれば、
その先のドームなどに向けよりジュニアの戦いが
白熱することになるのではないだろうか。
ここまで次期シリーズの展望などを書いてみたが、
皆さんの予想と合致していることはあっただろうか。
次期シリーズは約2週間の比較的短いシリーズだが、
きっと今後の展開を左右するシリーズになることだろう。
G1は終わっても新日本プロレスは動き続けるということである。
BOSJ優勝者はだれだ?