

先日、新日本プロレス公式サイトより
次期シリーズSUMMER STRUGGLE札幌大会2連戦の主要カードが発表された。
初日の7.10にはエル・デスペラードvs石森太ニのIWGPジュニアヘビー級選手権が、
そして二日目の7.11にはタイチ・ザックvs内藤哲也・SANADAの
IWGPタッグ選手権がラインナップされた。
ここまでの展開を見ていると、この決定は予想通りではあるが、
どちらのタイトルマッチも好勝負となることは間違いないだろう。
そこで今回の記事ではこの二つのタイトルマッチについて
考察していきたいと思う。
まずは初日のジュニアのタイトルマッチだが、
現在ヒロムが欠場中であることを考えると、
まさに頂上決戦と言っていいカードであるかと思う。
共にヒールユニットに属してはいるが、
タイトルマッチの今回は真っ向勝負の戦いが予想されるところだ。
自らを暫定王者と呼ぶデスぺが、近々と思われるヒロムの復帰までベルトを守れるのか、
もしくは元王者である石森がその野望を打ち砕くのか、
大いに注目されるカードである。
またここからは個人的な予想であるが、
このタイトルマッチの勝者にはおそらく
あのカリスマが挑戦を表明するのではないだろうか?
そう高橋ヒロムがきっと王者の前に姿を現すはずである。
もしこれが現実となれば、その防衛戦の舞台は7.25東京ドームかと思う。
カリスマの復帰を祝うにはこれ以上の舞台はないだろう。
そう考えると今後のジュニア戦線は、今回のタイトルマッチの結果だけではなく、
ヒロムが絡むと思われるその先の展開も大いに気になるところだ。
では次に2日目のIWGPタッグについて書いてみたいと思う。
内藤・SANADAによる調印書の効果であろうか?
思いのほか早くこのタイトルマッチが決定した印象だ。
(内藤哲也・SANADA作成の調印書)
↓
ここに至るまでは短い期間であったが、
挑戦者のLIJサイドは王者チームに対し上記のような心理戦を仕掛け、
現状は主導権を握っていると言えそうだ。
このあたりのタイトル戦線の盛り上げ方はさすが内藤哲也と言えるだろう。
また今回は内藤哲也だけではなく、あのSANADAも盛り上げに積極的に参加している。
これはこれまでのSANADAではなかなか考えられない行動である。
内藤哲也とのタッグ結成を通じ、もしSANADAの中で何かが変わったのなら、
それは大きな変化と言えるかもしれない。
そう考えると今回の内藤哲也とのタッグ結成は、
SANADAにとって有意義なものになるだろう。
ではこのままの勢いで内藤・SANADAのLIJタッグが
タイトルを奪取すれば、次の展開はどのようなものになりそうだろうか?
今回の対戦相手が鈴木軍であることを考えると、
その先の展開は別ユニットとの抗争が濃厚であろうか。
個人的に見たいのはBCならEVIL・KENTA・ジェイの
いずれかがタッグを組み、挑戦を挑む展開である。
この3名であれば実力的にも申し分なく、
かつこれまでの因縁もあり話題性も十分であるかと思う。
内藤哲也のタッグ戦線進出をきっかけに、
さらにこの路線を盛り上げることを考えるならば、
ぜひ切って欲しいカードである。
このメンバーのタイトルマッチであれば、
ビッグマッチのメインも十分に務まるのではないだろうか。
来月の後半のビッグマッチ4連戦を考えれば、
この展開もあながちなくはない気がしている。
さてここまでは先日発表された札幌2連戦の
タイトルマッチについて書いてみたが、
今後順を追ってその他のビッグマッチのカードも発表されることになるはずだ。
その終着点は東京ドーム大会ということになるだろうが、
はたして今後どのような魅力的なカードが発表されるだろうか?
引き続き注視していきたいと思う。