12.6福岡大会で行われたWTL&BOSJのリーグ最終戦。
両リーグともこのリーグ最終戦まで予断を許さない
大混戦となったがこの日ついに優勝決定進出者が決定した。
当記事をご覧の皆さんはもちろんご存じかと思うが、
念のために両リーグの決定戦進出者を以下に記載しておく
BOSJ=1位 エル・デスペラード 2位 高橋ヒロム
WTL=1位 ジュース・フィンレー組 2位 タマ・タンガ組
そして両リーグの優勝決定選手出者の確定に伴い、
その他の全対戦カードも公式に発表となった。
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決定戦以外のカードに関しては来たるWK15に向けての新たな展開の
本格的なスタートということになるのだろうか。
そのあたりの動向も気になるところである。
それではここからは全対戦カードが決定した
12.11日本武道館大会について考察していきたいと思う。
目次
ヒロム対デスペラード 運命の戦い再び
まずは実質のメインイベントとなるBOSJ優勝決定戦、
高橋ヒロム対エル・デスペラードの一戦から進めていこう。
現在の新日ジュニア4強と言えるメンバーが、
最終戦を前にしても勝ち点が並び、大混戦となった今回のBOSJ。
しかしながら終わってみると、
今シリーズ多くの大会でメインを張り、
シリーズを引っ張った高橋ヒロムと、
そのヒロムを破り、かつ優勝宣言を何度も繰り返してきた
エル・デスペラードが有言実行で
決定戦にコマを進めることになった。
まさにこのビッグマッチを締めくくるにふさわしい、
運命の再戦がここに組まれるということである。
この二人の関係に関しては各所で
いろいろなことが語られているので、
ここで多くを語ることはないが、
彼らはお互いがお互いをどう思おうとも、
切っても切れない関係であるということは言えるだろう。
それは最終戦に勝利し、
ヒロムが登場してきたときのデスぺの笑顔、
そしてヒロムがリング上で語った、
『世界中に俺とお前の歴史を見せてやろうぜ!』
という言葉に集約されていると思う。
決してこの二人は相まみれる関係ではなく、
今後も手を組むというようなことはおそらくないだろう。
しかし実はそれ以上にお互いを信頼し
リスペクトしているのではないだろうか。
二人の関係はよく光と影に例えられるが、
本当の二人の関係から思うと、
その表現もきっと陳腐なモノであろう。
またこの戦いに勝利した方には、間違いなくWK15での
石森とのタイトルマッチが待っている。
そう考えるとお互いの関係性を抜きにしても、
ここはレスラーとして負けられない一戦である。
WTLとの共同開催となった今年のBOSJ27.
最後はやはり新時代のジュニアのカリスマがこの舞台を締めるのか。
もしくはならず者ルチャドールが初めて
ジュニアの頂点に立ちすべてをひっくり返すのか。
運命の戦い再び。
勝つのはどちらになるだろうか。
連覇か 初優勝か WTL優勝決定戦
実質セミファイナルとなったWTL優勝決定戦。
このWTLはBOSJ以上の大混戦となり、
何と最終戦を前にして6チームが並ぶという展開であった。
そんな中をかいくぐり、優勝決定戦にコマを進めたのは
前年度覇者 ジュース・フィンレー組と
新日タッグ戦線の象徴とも言えるタマ・タンガのGODであった。
両チームとも負けられない一戦であることには変わりないが、
その意気込みはGOD、特にタマ・トンガから強く感じるところだ。
IWGPタッグ6度の戴冠、そしてこのWTLも3年連続準優勝という
輝かしい実績をもつGODだが、どうしてもこれまで優勝には
手が届かず悔しい思いをしてきたと思う。
今回イメージチェンジをしてきたタマ・トンガからは
初戦からこれまでと違う何かを個人的には感じた次第だ。
それはどういうことかというと、
同じバレットクラブのEVILではないが、
何が何でもこのWTLを優勝するという熱い想いではないかと思う。
GODとすればこのWTLを優勝し、WK15でのタイトルマッチで
史上最多となる7度目のタイトル戴冠をはたすことは
今後のビジョンとして織り込み済みのことだろう。
新日本のタッグ戦線も数年前とは違い、
このところは新鮮なタッグが数多く登場している。
それはつまり長年新日本のタッグ戦線で活躍しているGOD
との対戦においても新鮮味があるということだ。
その上でまだまだこの男たちは新日タッグの主役を
渡すことなく支配し続けていくことだろう。
SANADAとEVILの間に何かが起こる?
そして最後に第3試合に組まれたこのカードについて書いてみたいと思う。
このカードWTL開幕戦と同じカードとなるが、
この武道館で再びマッチメイクされた意味はどこにあるのだろうか。
皆さまもご存じの通り、SANADAとEVILはLIJ時代、
WTL連覇を果たしたタッグパートナーであった。
今年EVILの裏切りによりそのタッグは解消されたわけだが、
今現在二人はWK15に向けてのテーマがない状態である。
それぞれの現状を見てもEVILはバレットクラブ内での
内紛騒動も完全には鎮火しているわけではない。
今回WTLに出場したメンバーとは表面上はうまく融合したように見えるが、
リーダーであるジェイとは依然あやふやなままのように見える。
またSANADAは今回WTLを制覇すればタッグでの活躍が見込めたが、
TKG(鷹木信悟)とのタッグでは決定戦進出を果たすことが出来なかった。
シングルに目を向けても、ライバルたるオカダはオスプレイとの抗争があり、
内藤哲也にG1で勝利したことで2冠挑戦の権利を有しているかと思うが、
その同門対決によるタイトルマッチは少し先になるだろう。
よってSANADAにとっても、そしてEVILにとっても
ここで何か展開を作ることはWK15出場へ向け、
大きな転機となりうるところだ。
それがどのようなモノかは今は想像するしかないが、
何かがあると考えた方が自然なことであろう。
ここから二人のライバルストーリーが始まることを期待したいところである。
まだまだ書きたいことはあるが、
長くなってきたので今回はここまでにしておこうと思う。
年内最後といっていいこの日本武道館決戦。
このほかにもきっとWK15に向け、多くの仕掛けがあることだろう。
その武道館決戦は12/11(金)18時開始だ。