明日2.14より始まる次期シリーズ、CASTLE ATTACK。
その締めを飾るビッグマッチは大阪城ホール2連戦である。
会場の規模や連戦での開催であることを考えると、
新日本プロレスにとってもかなり重要な位置づけの大会と言えそうだ。
そしてその全対戦カードが先日会見にて発表された。
詳細は上記の添付記事を見ていただければ幸いである。
簡単に今回の2連戦のカードを説明すると、初日はＫＯＰＷの戦いはあるが、
他にタイトルマッチは組まれないという思い切った編成となった。
この初日の最大のテーマはバレットクラブ対ＣＨＡＯＳの抗争ということになる。
その中でやはり最大の注目はオカダカズチカとＥＶＩＬの遺恨決着戦だろうか。
前シリーズで組まれなかったこのシングルマッチ。
ここ大阪城まで決着を延ばした理由がきっと何かあるはずだ。
また試合順がメインであることや両ユニットのメンバーが
数多く当日に試合が組まれていることを考えると、
一筋縄ではいかないことは明白である。
個人的には早い段階でこの戦いが組まれていれば、
この試合の勝者がタイトルに挑戦を表明するのではと思っていたが、
このシリーズが終わればすぐにＮＪＣが始まる。
それを考えるとどうやらタイトルマッチに直結することはなさそうである。
ではこの戦いの後にいったい何が残る、もしくは始まるのだろうか？
現時点ではその内容はおよそ想像がつかないが、
あえて何かがあるとすればユニット内の異変だろうか。
この両ユニットの抗争の先にそのようなことはあるのかもしれない。
もう一つの案としては、これはＢＣ側が勝利すればという前提だが、
何らかの形でＡＥＷとの抗争の火種が起こるのかもしれない。
当日はタイトルマッチがないことを考えると、
何かサプライズは用意されているような気がする。
初日に関しては抗争の決着ともに、その部分に関してもも注目であろう。
では2日目について書こうと思うが、
今回は2連戦を通しＩＷＧＰヘビーのタイトルマッチが行われない。
これは今後の展開を見越してのことかと思うが、
重要なポイントかと思うので先に記しておこうと思う。
そんな至宝のベルトのタイトルマッチが行われないビッグマッチのメインは、
1.4の2冠戦の再戦である、飯伏幸太ー内藤哲也によるＩＣ選手権である。
今回ついに2冠王座が同時ではなく、初めて別々に防衛戦が行われることとなった。
珍しく内藤哲也の主張がすんなりと会社に通ったということだ。
これをどう見るかはそれぞれ個人により違うかと思うが、
この試合の結果により統一か分離かの方向性が見えることになるだろう。
これはあくまで私の個人的な予想であるが、ここではおそらく内藤哲也が勝利し、
2本のベルトは一旦分かれることになるだろう。
そしてＩＷＧＰヘビーをめぐるドラマは春の両国から再び始まるかと思う。
その先はまた同時保持となるか、そのまま以前のように戻るかは未知数だが、
展開はきっと大きく動くのではと思っている。
はたして皆さんの予想はどうだろうか。
また二日目はこのほかにもジュニア、ＮＥＶＥＲ、タッグと
多くのタイトルマッチが組まれている。
今回もヘビーのタイトルを差し置き、ジュニアのタイトルマッチが
セミに組まれているが、この光景も違和感は全くない。
最近のマッチメイクなどを見てもヒロムを先頭にした
ジュニアの底上げは順調に進んでいると言っていいだろう。
三つのタイトルマッチのうち、二つは実はドームの再戦であるが、
その中でも個人的に注目しているのは棚橋ーオーカーンによるＮＥＶＥＲ戦である。
ここでオーカーンが棚橋越えを果たせば、UNITED EMPIREにとっても、
またオーカーン個人にとっても一気に飛躍を果たすことになるだろう。
それほど新日本では棚橋越えというものは意味があるということである。
さあNJC前の最後のビッグマッチ2連戦。
それが終わったとき新日本プロレスの風景はどのようなモノになっているだろか。
きっと昨年とは違う新たな風景がそこには存在していることだろう。
そんなCASTLE ATTACKシリーズは本日18時開始である。
