ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】 BULLET CLUB 二人のKING ~ジェイ・ホワイトとEVIL~

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(出典:新日本プロレス公式)

 

 

まずはじめに前提として、当記事執筆時点、

そして公開時点ではG1の出場者発表が行われていないということを

お伝えしておきたいと思う。

 

 

もしかするとその発表により情勢は変化することになると思うが、

あくまで今判明していることから考えられることを

元に以下から進めていきたいと思う。

 

 

先月より配信が開始されたNJOA初の配信番組、NJPW STRONG。

多くの皆さんもすでにご覧になったことだろう。

 

 

その先週分の大会では、番組としては2回目、

そしてシングルマッチでの出場は初めてとなる

ジェイ・ホワイトがメインイベントに降臨した。

 

 

試合に関しては解説の柴田勝頼も語っていたが、圧倒的な格の差を

見せつけ、ジェイが勝利したわけであるが、

それより個人的に注目したのは試合後のマイクである。

 

 

その内容を以下に記載したのでまずはそれをご覧いただければと思う。

www.njpw.co.jp

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

いまのニュージャパンで自分たちの立場を見つけるのは難しいよな

たくさんの人がたくさんの質問を持っているんだ。

『ジェイ、ニュージャパンに何が起きたんだ?』

『EVILがリーダーになったのか?』

ああ、もうたくさんの質問がきたんだ!

その答え、お前たちが知ることは一生ないだろう。

なぜなら、俺は、俺たちBULLET CLUBは、

お前たちに何も借りがないからな! でもひとつだけ、

俺からプレゼントをあげよう。これを家で見ているみんなへ、

日本にいるみんなへ、これはリマインダーだ。

俺が最後のロックンローラーだ。俺が本物だ。

俺1人でマディソン・スクエア・ガーデン大会を売り切った。

俺が“キング・スイッチ”だぜ、ベイベー! 俺が史上最強だ!

念のためお前ら全員が忘れていたときのためにリマインドしてやる

スイッチブレードと共に呼吸するんだ!

なぜなら、いまも俺のNEW ERAだからだ!

 (引用:新日本プロレス公式)

 

 

いかにもジェイらしい傲慢であり、

かつファンに考える余白を残した秀逸なコメントであると個人的には感じた次第だ。

 

このコメントから感じるセンス、そして頭の良さは

 伊達にこの若さで新日本のトップ4に君臨していない証拠だ。

 

 

ではここでは現時点のバレットクラブの様相をひとまずまとめてみたいと思う。

まず2月の中断以降、コロナ禍の渡航制限により、

大多数を占める外国在住選手の来日がストップしている状態であることが前提だ。

 

 

そんな中、国内メンバーで興行再開後はスタートしたのだが、

皆さんもご存じの通り、EVILが電撃的に加入し、

現在は国内でのリーダーの座についていると言っていいだろう。

 

 

そしてその状況を国外で見ていたメンバーたちは、そのEVIL加入に対して

SNSなどで歓迎の意を表していた。

 

 

またそのような状況の中、アメリカでの活動が上述した配信番組にて、

稼働を始め、その中でジェイ、そしてKENTAが始動することとなった。

 

 

つまり現在の状況を整理すると、

日本では、『KING OF DARKNESS』EVIL

そしてアメリカでは『KING SWITCH』ジェイ・ホワイト

という二人のKINGが存在しているという状況であるということだ。

 

 

そして現在のファンの最大の興味はこの二人のKING、

ジェイとEVILがどのような関係になるのか?というところであろう。

 

 

これはつまりお互いを尊重し共存するのか、

はたまたエゴをぶつけ合い反目していくのか、ということだが、

その動向はバレットクラブファンならずとも注目に値するだろう。

 

 

現状であれば活動場所が日米に分かれており、

その棲み分けが出来ているので、大きな混乱はないだろう。

 

 

動向が注目されるのはあくまで二人の活動場所が、

日本がメインとなってからということになるだろう。

その時期が冒頭に書いたG1の出場選手発表の内容で判明するかもしれないということだ。

 

 

ここからは個人的な見解となるが、結論としてすぐには分裂などということはなく、

お互いを尊重し共存していくのではないかと思う。

それはKENTAも含めてもそうであるかと思う。

 

 

バレットの内部抗争と言えば、エリートとオリジンの抗争が思い出されるが、

ファンからすると内輪揉めの域を出ず、思ったほどの結果は出なかったと思う。

 

 

その過去から踏まえると、EVILとジェイが反目し合い抗争するとは

あまり思えないのである。

 

 

前回が上手くいかなかったからこそ、もう一度ということも考えられるが、

そこまでのリスクは取らないのではないだろうか。

 

 

バレットクラブの歴史を考えると、いずれかはどちらかが追放ということは

考えられるが、いましばらくはユニットの地盤を固めるかと思う。

 

 

どちらが上かということはさておき、ジェイとEVIL、そしてKENTAも含め、

このメンバーが並び立つ姿はかなり刺激的である。

 

 

他のユニットのトップどころと比べても、まったく見劣りしないと思う。

新鮮味という点では圧倒的に上回るので、立ち回り次第によれば、

今後の展開のイニシアチブをとれるのではないかと思う。

 

 

エンターテイメントとして考えても、

圧倒的な光を放つ存在には、対立軸として圧倒的な闇が必要である。

 

 

それが現時点では内藤哲也に対するEVIL。

そしてオカダカズチカや飯伏幸太に対するジェイ・ホワイト

と言えるのではないだろうか。

 

 

また現4強にEVIL、SANADAまたヒロムまでを含めたメンバーが

今後の新日本の中心と考えるならば、

今は二人が反目し合うメリットは少ないかと思われる。

 

 

それより今はユニットとして、そして個人として、

協力し力を高めておくほうが得策ではないかと思う。

 

 

最後に勝ち残るにはどのようにすればいいのか?

頭のいい二人なら既に答えは出ていることだろう。

 

 

EVILとジェイ・ホワイトという二人のKINGは

どのような選択肢を取り、どのように進んでいくのか。

この選択が今後の新日本の展開のカギを握ることは間違いないだろう。

 

 

本日出場選手発表のG1優勝者アンケートはこちら ↓

 


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