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まずはG1からは少し離れるが先日の広島大会初日に
発表されたビッグニュースについて書いておこう。
なんとワールドタッグリーグと、(以下WTL)
本来の日程では中止とされていた
ベストオブスーパージュニア27(以下BOSJ)の同時開催が決定した。
↓
まさに異例の出来事であるが、
新日本プロレスのこの英断には感謝しかない。
ファンとしても年末に向けてたいへん忙しくなりそうだ。
また当ブログでもこのWTL、BOSJについては
別の記事で書いてみたいと思う。
そちらもご覧いただければ幸いだ。
ではここからは話をG1へ戻していこう。
10.5高松大会のAブロックに続き、
10.6広島にてBブロックの戦いも無事再開された。
このBブロックも10.1長岡にて、
全勝の内藤哲也、矢野通に土が付き、
一転混戦の様相を呈している。
内藤哲也がホームと自称するこの広島の地で、
Bブロックはどのような動きを見せたのだろうか。
ここからはその戦いを振り返ってみたいと思う。
目次
内藤哲也ついに単独首位、YOSHI-HASHI無念の4敗目
自身がホームと呼ぶ、この広島の地で二冠王者内藤哲也が
ついにブロックの単独首位に立った。
対戦相手のYOSHI-HASHIもこれまでの試合と同様、
多くの見せ場は作ったが、物事を変えるまでにはいかなかった。
しかしこのG1でのYOSHI-HASHIの奮闘は
今後につながることは間違いないだろう。
さて中日を終え4勝1敗の単独首位に立った内藤哲也だが、
このままブロックを駆け抜け、優勝決定戦進出を
勝ち取ることはできるだろうか。
内藤哲也の今後の日程を見てみると、
順番にジュース、EVIL、矢野、KENTAとの対戦が残されている。
これを見る限りやはりBC二人との対戦がカギとなりそうだ。
一気に混戦模様となったBブロックのボーダーラインは
2敗、もしくは3敗となりそうだが、
複数名が並ぶことが有力なので、
直接対決の結果が極めて重要となる。
現在は圧倒的に有利な立場にある内藤哲也だが、
今後EVIL、KENTAあたりに足をすくわれると、
チャンピオンとしてのG1制覇の夢が遠のくことになる。
チャンピオンとしてのG1制覇への道は、
ここからが本番と言えるだろう。
SANADAとザックが作り出す至高の芸術作品
これまでも幾多の名勝負を繰り広げてきた、
SANADAとザック・セイバーJr。
現在の新日本プロレスのスタンダードな戦いとは
ある種真逆と言える攻防は、二人にしかできないものである。
そして今回の戦いもまた外れなしの名勝負であったが、
もはや二人の戦いは至高の芸術作品と言えば言い過ぎだろうか。
いや、決して言い過ぎということはないだろう。
さてこのザックとの戦いに勝利し、
ようやく2勝目を挙げたSANADAだが、
優勝を狙うためにはもう一つの負けも
許されない状況に変わりはない。
そんなSANADAの残りの対戦相手は
どうなっているのかを見てみよう。
順番に行くと、KENTA、ジュース、棚橋、
そして最終戦は因縁の相手EVILとなっている。
これを見るとSANADAも内藤哲也同様、
BCの二人との対戦が、
決定戦進出に向けてはカギになりそうである。
今回のG1、多くのファンの期待を背負うSANADAの
悲願は達成されるのだろうか。
こちらも正念場はここからと言えるだろう。
そして最後にザックのコメントを。
オイ、セーヤ…確かに今日『G1』で勝ったのはお前だが、
東京ドームで俺に負けたことは忘れてないだろ。
そろそろ決着をつけようじゃないか。『G1』が終わったら勝負だ
この際、タッグベルトの防衛戦はひとまず置いといて、
ニュージャパンのオフィスのヤツらに、
次のシリーズを通してSANADAと試合がしたいと伝える。
だから、437番勝負で決着をつけるのはどうだ。
もちろん毎試合、俺がお前をタップアウトさせてやるけどな。
(引用:新日本プロレス公式)
437番勝負。。ザックはよほど悔しかったのだろう。
矢野通 秒殺すぎる敗北。。
試合時間わずか18秒。
G1史上最短記録を更新したようである。
勝っても負けても矢野通は矢野通だ。
こんなに短い試合でも矢野マジックによって
多くのファンは試合を楽しんだのではないだろうか。
そう考えるとこの試合の主役であり、
勝者は矢野通と言えるかもしれない。
個人的には今から内藤哲也との戦いを
大いに楽しみにしている。
棚橋弘至とEVILの意味深なコメント
では最後はこの二人のコメントについて少し触れたいと思う。
EVILコメント
↓
オイ、それからジェイ。オメェ、勘違いするなよ。
(※不敵な笑みを浮かべ)全員が、
お前の後ろについてるとは限らねえぞ。
(引用:新日本プロレス公式)
このコメントは先日のジェイのコメントのカウンターであるが、
内容をみると、ジェイとはすんなりと共闘することはなさそうである。
個人的には二人が並び立つ姿を見てみたいが、
二人のKingの行く末は分裂という事態を含め
予断を許さないと言えるだろう。
棚橋弘至コメント
↓
けど、俺の気持ちは、誰ひとり! 置いていかないから。
全員、連れていくから。……(※涙をこらえながら)……
ケガで休んでる選手、試合数の関係で出れない選手、
みんな仲間だから。柴田(勝頼)選手もそうだよ。
絶対、誰ひとり置いてかない。絶対、また新しい、
新日本プロレスを作っていきたい。(※少し涙声になって)
そして……絶対、それは俺、この手でやりたい。やって見せるから。
(引用:新日本プロレス公式)
いろいろな意味で最も気になったコメントはこちらの方だ。
棚橋弘至が発したという意味。そして涙の意味。
また誰一人置いていかない。新しい新日本プロレスを作る。
これらを総合するとメイ社長の退任に伴い
今新日本プロレス内で何かが起こっているのだろうか。
そしてそれは内容から推察すると決して
どうやらポジティブなことではないように思える。
我々ファンとしては知る由もないことではあるが、
何事もなく杞憂に終わることを願うばかりである。
Bブロック岡山大会は今晩18時より開始!