間もなく始まるジュニアタッグリーグ。
そのリーグ戦開始を前にして3KのYOHがスランプに陥っている。
最近は試合に出れば自らがフォールを取られチームは敗れており、
まさに最悪の状態であると言えるだろう。
この突然訪れたYOHのスランプ。
これはいったい何を意味しているのだろうか?
このスランプの意味を良い方向で考えると、
それは4連覇がかかるタッグリーグでの巻き返しの布石ということになるだろう。
スランプからの大逆襲はプロレスではある意味王道であるが、
今回のYOHもそれに当てはまるのかもしれない。
リーグ戦前のこのスランプから巻き返し、
YOH自身の手で4連覇に導くことが出来れば、
3Kファンの方は大いに盛り上がることになるだろう。
ではその方向ではないところで考えると、
今回のYOHのスランプは3Kからの決別を意味するのではないだろうか。
これまでにも度々解散説が流れている3Kであるが、
実際にはそのような結果には至らず二人のコンビは継続している状態だ。
しかし今回のタッグリーグを機に、今度こそ二人が別々の道を歩むことは
大いにあり得るのではないだろうか。
まずその要因の一つがSHOの成長と変化だ。
SHOはYOHの欠場中、BOSJなどで大活躍し
シングルプレイヤーとしての地位を確立したといえるだろう。
また先日は他団体の旗揚げ戦にも出場するなど、
その活動の幅を広げている。
以前はYOHありきのSHOというイメージであったが、
今は完全にその状態から脱却していると言っていいだろう。
またもう一つの要因としては、タッグとしての伸びしろである。
すでにタッグリーグを3連覇し、ジュニアタッグのタイトルも数多く獲得している3K。
これを別の視点で見てみると、伸びしろという部分では
これ以上の余白はもうあまり残されていないように思う。
年齢、キャリアを見ても二人は、もう若手という立場ではない。
そろそろ別の道に進むことがあっても何らおかしくはないはずだ。
もし本当にこれから3Kが別々の道を進むならば、
期待されるのはYOHの裏切りからのヒールターンだろう。
最近のYOHを見ていると、黒を基調としたコスチュームや
全体の雰囲気からは闇落ちしてもおかしくはないと感じている。
二人が今回どのような選択をするかは大いに楽しみなところであるが、
キャリアの分岐点とも言える、決断の時は迫っているのではないだろうか。
しかしここまで個人的な意見として解散をメインに書いてきたが、
タッグリーグが終わってみれば、リーグ戦4連覇からのドームでの
タイトル挑戦という展開も大いにあるかと思う。
間もなく始まるジュニアタッグリーグ。
いったいどのような結末が待っているのだろうか?