【特設】BEST OF THE SUPER Jr.29 | 新日本プロレスリング (njpw.co.jp)
今週末よりついに開催される年に一度のジュニアの祭典BOSJ29。
今年は3年ぶりの単独開催、そして20名参加と以前の形に戻り行われる予定だ。
また多くの初出場の選手も参戦し見どころ満載のシリーズとなるだろう。
そこで当ブログでは今回より2回にわたり
各ブロックの考察について書いていこうと思う。
まず今回はAブロックについて進めていきたいと思うが、
このブロックは現王者石森太二を筆頭に実績ある選手が揃った印象だ。
ざっと名前を挙げてみても、現王者石森太二の他に
IWGPジュニア戴冠経験のある田口隆祐、高橋ヒロム。
そしてIWGPジュニアは戴冠していないが、
他団体での実績は説明不要であろう金丸義信。
そしてヒールとして開花したSHOや前年度準優勝者のSHOもいる。
まさに群雄割拠と言える状態だが、
はたして誰がこのブロックを勝ち抜くことができるだろうか。
王者が勝ち抜けないというこれまでのジンクスが続くなら、
石森以外ということになるが、その場合の筆頭はやはり3連覇を狙う
高橋ヒロムということになりそうだ。
師匠である内藤哲也同様、タイトルマッチで勝ちきれない状況が
続いているヒロムだが、単独開催となった今年は新日ジュニアの顔として
より負けられない思いがあるだろう。
また今後のビッグマッチであるドミニオンやAEWとの合同興行を考えると
ヒロムの存在はやはり必要不可欠となるはずだ。
ここ最近はデスペラードに主役を譲っていたが、
そろそろその座に戻る機は熟しているのではないだろうか。
そして個人的にヒロムに次いで勝ち抜けの候補となりそうなのは
SHO、そしてYOHの二人ではないかとみている。
ヒール転向後のSHOの活躍は皆さんもよく知るところだが、
これまでの好青年という殻を破り、完全にレスラーとしては
良い方向に開花したと感じている。
もちろん彼のことをよく思わないファンも多数いるかと思うが、
それはヒールとして考えれば応援されていると同義と言えるだろう。
昨年のBOSJでも無法ファイトでリーグ戦の前半戦をリードしたが、
今年はそれ以上の成績を収める可能性は大いにあるのではないだろうか。
そして次にSHOの元盟友であるYOHについてだが、
SHOと比較すると依然そのポジションは確立できていない印象だ。
BOSJ直前にヒロムと抗争を行うなど展開の中心にはいるのだが、
それを上手く先につなげられていないように思う。
そう考えると今回のBOSJはYOHにとって、今後の自身を占う
試金石のシリーズになるのではないだろうか。
はたして激戦必至のこのAブロックを勝ち抜くのは、
3連覇を狙うヒロムか、もしくは元3Kの二人のどちらかなのか、
それともダークホースの台頭があるのか、
そんなBOSJ29開幕戦は5.15愛知大会よりスタートだ。