以前の記事では年始にあたり、
今年の飛躍に期待する選手についての記事を書いてみたが、
当記事では2021年、個人的に見てみたいカードについて書いてみたいと思う。
(関連記事はこちら)
あくまで私が個人的に見てみたいカードであるので、
ご覧の皆さんとは意見が違うかと思うが、
それらを含め楽しんでいただければ幸いである。
ではさっそく本題を進めていこう。
目次
内藤哲也 vs SANADA
まずはこのLIJの同門対決を挙げてみたいと思う。
この戦いは昨年のG1公式戦でも実現したのだが、
今年はぜひこの戦いをタイトルマッチで見たいと思っている。
しかしながら今回のWK15での内藤哲也の王座陥落により、
タイトルマッチでの対戦はしばらくおあずけかもしれない。
実はLIJ結成以降、同門対決はG1などの舞台で実現することはあるが、
メンバー同士でのタイトルマッチはいまだ実現していないので、
このカードでのIWGP戦を期待したのだが、もう少し先の話となりそうだ。
内藤哲也が掲げるLIJのユニットポリシーは、
メンバー同士による切磋琢磨であることは有名だが、
もし上記のようなLIJ同士によるタイトルマッチが実現すれば、
その時はLIJとして一つの答えが見えることになるはずだ。
そしてこれは双方がデビュー当時からライバルとされていた
内藤哲也、SANADAで行われることに意味があると思う。
その先にはユニットとしての変化があるかもしれないが、
お互いが輝くのならばそれも一つの選択肢と言えるだろう。
そしてその時はこの戦いが新日本プロレスの
新たな黄金カードになるのではないだろうか。
内藤哲也 vs ウィル・オスプレイ
続いてはおそらくシングル初対決となるであろう、
ユニットリーダー同士のカードを挙げてみたいと思う。
実はどこかの大会かは記憶が定かでないのだが、
タッグマッチで対戦した二人が試合後やり合ったことがあった。
その時のコメントで双方が対戦してみたいという主旨の発言が
あったことを記憶しているので、あながちこのカードの実現性は
低いわけではないように思う。
そしてもしこのカードが内藤哲也の王座戴冠中に、
タイトルマッチとして実現すればよかったのだが、それは夢と消えた。
またオスプレイも大善戦であったが、WK15でオカダに敗れたため、
もし直近にこのカードが実現すれば、それはタイトル挑戦を狙う者同士の
対戦という位置づけになりそうだ。
しかしこの内藤哲也との対戦はオスプレイのキャリアから見ても、
残された数少ないトップ選手との対戦である。
きっとステップアップするための分岐点となる試合になるだろう。
これはあくまで想像の範囲であるが、もし二人が戦えば
試合は攻めるオスプレイとそれを受ける内藤哲也という構図になるだろう。
そしてそれは数年前G1などで繰り広げられた名勝負、
内藤哲也対ケニー・オメガを彷彿させるものになるのではないだろうか。
個人的にこの内藤対ケニーの戦いは大好きであるが、
それが再び相手を変え、さらに進化した戦いが見れるのならば、
ファンとしてもうれしい限りである。
そうなればここにもファンを熱狂させる名勝負が、
また新しく生まれることになるだろう。
SHO vs YOH
次に挙げたいのは現在3Kとしてタッグを組む両雄による対決である。
この戦いは現在YOHが負傷欠場中のため、先行きは不透明だが、
二人がステップアップするためには避けて通れない戦いであると思う。
ここまでの二人の状況を改めて整理してみると、
YOHは興行再開後すぐのNJCで大ケガを負い、
現在まで長期欠場を強いられている。
そしてその間、意図せずとも一人となったSHOは、
鷹木信悟との一連の戦い、そしてBOSJでの躍進を通し、
シングルプレイヤーとしての地位を確立した。
それにより今年はIWGPジュニアのベルトの戴冠も
期待できるポジションへと進んだと言えるだろう。
他のレスラーのSNSなどを見ていると、YOHは順調に回復しているようなので、
近々復帰することになるかと思うが、どのような形で復帰するのかが
これからのポイントとなるだろう。
これまでのように3Kとして同じコーナーに立つのか、
もしくはそれぞれの道を選択し対角線に立つのか、
個人的にはYOHには後者を選択してほしいと思う。
もしYOHがこの選択をしたならば、ジュニアの戦いに新たな潮流が生まれ、
必然的にユニットの変化も生まれることになるだろう。
2021年、この二人の対決の実現を個人的には期待している。
鈴木みのる vs ザック・セイバーJr
鈴木軍のサブミッションマスター同士による戦いを、
最後に挙げてみたいと思う。
鈴木軍の同門対決はシングル・タッグ問わず外れなしと言われているが、
この二人の戦いももちろん実現すれば、ファンを唸らせる好勝負となるだろう。
二人のサブミッションの源流は異なるものがあると思うが、
相手の関節を極めるという部分は、お互い負けたくはないだろう。
この試合はぜひ打撃禁止のグラップリングマッチや
サブミッションマッチなどで見てみたいところだが、
今の新日本で考えればKOPWなどで実現すれば面白そうである。
現在の主流であるスタイルの真逆をいく二人の戦いを
見てみたいファンはきっと思いの他たくさんいるのではないだろうか。
その戦いはある意味、新日本のルーツと言える戦いである。
温故知新とも言える、この至極に戦いはぜひどこかで見てみたいと思う。
まとめ
ここまで個人的に見てみたいカードを4つ挙げてみたが、
この他にも見てみたいカードはまだまだたくさんある。
それだけ新日本プロレスは人材の宝庫というわけだが、
階級の壁を取り払うとそれはさらに増えることになるだろう。
2020年は興行再開後、2冠戦を筆頭にリマッチが多かった印象だが、
それが今年への溜めと考えると、2021年はよりバラエティーに富んだ
カードが見れるのではないかと思う。
2021年、新日本プロレスには昨年以上に出し惜しみすることのない
好カードを我々ファンに提供してほしいと大いに期待している。