10.1、10.2両日に渡り行われた3年ぶりのイギリス大会、ROYAL QUESTⅡ。
今大会はライブ配信ではなく、後日配信ということなので、
結果は公式サイトやSNSなどで知ることとなるが、
どうやら二日目のメインで行われた注目の内藤哲也vsザック・セイバーJrは
内藤哲也が勝利し、ハポン締めでイギリス大会を締めたようだ。
これで内藤哲也はまずは逆転劇の一歩を踏み出したと言っていいだろう。
ではこの結果をもって決定的とされるオスプレイとのUS王座戦は
いつ組まれることになるだろうか?
順当に考えれば10.10両国か、もしくはそこで組まれなければ
次のビッグマッチである11.5大阪大会ということになりそうだ。
G1CLIMAX32の準決勝でも激闘を見せた両者が
再び次はタイトルを賭けて戦うわけだが、
まだこの二人の対決は新鮮味があるだけに
このリマッチはファンにとっても大歓迎だろう。
内藤哲也にとっては1.4東京ドームのメイン奪取に向け
絶対に負けられない戦いになるだけに、
前回を超える戦いが生まれる可能性は大いにあるだろう。
はたしてこのタイトルマッチの行方はいったいどうなるだろうか。
では仮に内藤哲也が勝利し、タイトルを獲得した場合、
いったい彼は次にどのような展開を考えているのだろうか。
もし本当に内藤哲也が1.4東京ドームのメインを諦めていないとしても、
US王座を獲得しただけでは手に届かないことは事実だろう。
メインを本当に獲りに行くならば、このUS王座を通行手形にし、
IWGP世界ヘビー級王座に挑戦表明するか、
もしくは相応の相手とタイトルマッチを行う必要があるだろう。
そもそもIWGP世界ヘビー級王座は2冠王座を
統一し設立された経緯があるだけに
このタイミングで再びダブルタイトルマッチの
機運が高まることは考えにくいところである。
そう考えると内藤哲也が狙うのはサプライズ的な要素を含む、
大物との対決ということになりそうだ。
内藤哲也という存在とUS王座というタイトルの意義を考えれば
これまでにない対戦相手が考えられるが、
インパクトを考えるとケニー・オメガという名前が浮かび上がる。
このケニーに関してはAEWマットでは
新日本プロレス関係の選手と絡んではいるが、
離脱後新日本プロレスのマットにあがったことはない。
つまりそれがサプライズやインパクトの大きさになるわけだが、
この内藤哲也vsケニー・オメガが実現すれば、
まさに世界的なドリームカードとなるだろう。
それをもってドームのメインに直結するかはわからないが、
少なくともそれに並び立つことは可能なカードと言えるだろう。
はたしてこのファンが実現を期待する二人の対決は実現するだろうか。
また他の候補で言えばその他のAEWのレスラーなども挙げられるが、
日本人でインパクトがあるとすれば、この二人を挙げておきたい。
それは現在欠場中の飯伏幸太、そしてノアの拳王である。
内藤哲也はこの二人とも因縁があるだけに、
もしどちらかとの対戦が実現すれば相当のインパクトがあるだろう。
日本から遠く離れたイギリスの地で始まった逆転の内藤哲也のストーリーは
いったいどこに向かい、どのような展開を見せるのだろうか?
引き続き注目して追いかけていきたいと思う。