ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】2020年のこれまでを振り返る(前編)

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気が付けばもう8月も終盤となり、

月末には今シリーズの総決算となる神宮球場大会、

そして来月には年間最大シリーズであるG1CLIMAX30が始まる。

 

 

そこで今回の記事ではコロナ禍により長い中断期間はあったが、

今年のこれまでの新日本プロレスを自分なりの視点で

振り返ってみようと思う。

 

 

展開の速い新日本プロレスにおいては、少し前のことでも

遠い過去の出来事であるように感じることは常である。

 

 

しかしプロレスというジャンルは、これまでの積み重ねによって

構築されていることもまた事実である。

 

 

では2020年、新日本プロレスではどのような出来事があったのか、

皆さんも一緒に思い出していただければ幸いである。

 

 

目次

 

 

WRESTLE KINGDOM 14

 

 

 

まずは今年の初頭に行われた史上初のダブルドーム興行から振り返ってみよう。

この大会の目玉は何といっても、史上初の2冠王者の決定と言えよう。

 

 

この2冠王座は時のIWGPヘビー級王者 オカダカズチカ、

そしてIC王者 ジェイ・ホワイト

 

 

またG1覇者にして権利証保持者の飯伏幸太。

そして最後に当時唯一丸腰であった内藤哲也の4名によって争われた。

 

 

結果は皆さんご存知の通り、丸腰の内藤哲也が

『逆転の内藤哲也』というドラマを達成し、史上初の2冠王者に辿り着いた。

 

 

内藤哲也にとっても初のドームのメインでの勝利ということもあり、

会場は圧倒的な多幸感に包まれ、エンディングを迎えるはずであった。

 

 

しかしそのすべてをぶち壊したのは、

『史上最悪の乱入者』と後に呼ばれることとなったKENTAの襲撃である。

結果、会場は大ブーイングに包まれ、まさにバッドエンドとなったわけである。

 

 

しかし別の視点で見ると、この行動でKENTAの新日本内での存在感が、

圧倒的に高まったのも事実である。

そしてあの行動ができるのも、おそらくKENTAしかいなかったであろう。

 

 

最悪のバッドエンドと引き換えに新日本プロレスが得たものも

大きかったのではないだろうか。

 

 

THE NEW BIGINNING  in OSAKA

 

 

 

そして次はドーム後最初のビックマッチとなった、

ニュービギニング大阪城ホール大会である。

 

 

ここでのポイントは史上初めて行われた2冠王座の防衛戦、

そしてメイン後に行われた、内藤哲也と高橋ヒロムの

師弟対決決定という場面であろう。

 

 

ドームでの乱入を経て、2冠王座最初の挑戦者の座を掴んだKENTA。

世間からのSNSを中心とした圧倒的な批判を浴びたが、

彼はそれを最大限利用し、この2冠戦の前哨戦をリードした。

 

 

試合には敗れたのだが、前哨戦を通じた勝者はKENTAであったかもしれない。

この時点でKENTAはただの憎まれ者ではなく、

ファンに認められたヒールになったと言えるのではないだろうか。

 

 

改めて振り返ってみるとこの期間のMVPと呼ばれるものがあれば、

それはまさにKENTAであると言えるだろう。

 

 

新日本参戦後懐疑的であったファンもここまでの一連の展開を見て

その部分は払拭されたかと思う。

世界を知る男はやはり伊達ではなかったということである。

 

 

そして話は戻るが今大会のクライマックスはメインの終了後にあった。

『あの男』との対決を匂わせていた内藤哲也が、

ロスインゴの同門かつIWGPジュニアヘビー級王者であるヒロムを呼び込んだのだ。

 

 

そしてそのリング上で旗揚げ記念日大会での究極の師弟対決、

2冠王者対ジュニア王者の初のシングルマッチが決まった。

 

 

この大会はドームでのバッドエンドから一転、

最高のハッピーエンドで締めくくられ、

旗揚げ記念日大会へとつながるはずであった。

 

 

しかしそのすべてを奪ったのは、ご存知の通り新型コロナウイルスの

世界的なパンデミックである。

 

 

ここから新日本プロレスは、他のエンタメ産業と同様、

長期の中断期間に入り旗揚げ記念日大会も行われることはなかったのである。

 

 

この時点では長期間の中断は多くのファンも予想していなかったと思うが、

その予想は裏切られ4ヶ月弱の中断となり

娯楽産業自体の危機が叫ばれたのは記憶に新しいところである。

 

 

当時はまだこれまで通りの興行が行われていたことが、

今では遠い過去に感じるのは私だけだろうか。

 

 

超満員のお客様が大歓声を選手に送る。

そんな当時は当たり前であったことが

今は当たり前でなくなった。

 

 

そしてその光景がいつ元に戻るかもわからない時代だ。

プロレス観戦もニューノーマルが求められることになるだろう。

今回の記事を書きつつそんなことを改めて思った次第である。

 

 

さてここまでで結構な文字数となったので、

中断明け以降の振り返りは次回の記事にて書いていこうと思う。

次回の記事もご覧いただければ幸いだ。

 

 

 

 

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