11.28NOAHの代々木大会の中で5つのシン・発表の一つとして
電撃的に発表された現IWGP US王者KENTAの1.1武道館大会参戦。
KENTAは皆さんもご存じの通り元所属選手であり久しぶりの古巣参戦となる。
また現在のバレットクラブとしてのKENTAとしては、
初の参戦となるので対戦相手が誰になるのかも含め、今後の動きが注目されるところだ。
ではこのNOAHへの線撃参戦を機に今一度新日本参戦からの
ＫENTAを振り返ってみたいと思う。
まずKENTAが初めて新日本プロレスのリングに上がったのは、
2019年の6月に行われたドミニオンであった。
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上の写真を見てもおわかりの通り、当時は柴田勝頼のソウルメイトとして姿を現し、
Ｇ1の参戦を表明した。当時のＫENTAはWWEを退団しその動向が注目されていたが、
古巣のNOAHではなく新日本プロレスを選択した。
そしてそのままＧ1に参戦したわけだが、その最終日に現在のＫENTAにつながる
ターニングポイントが生まれた。
そう、柴田勝頼を裏切り電撃的にバレットクラブへ加入したのである。
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そしてその後NEVER王座を獲得し、
少しずつ新日本でのポジションを確立していったが、
やはりKENTAにとって最大の契機は翌2020年1.5のドームでの乱入劇だろう。
当時史上初めて内藤哲也が2冠王者となり、ドームでの大合唱のまさにクライマックス
という場面でこの男が招かざる客として登場した。
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この乱入劇を契機に一気にKENTAは大ヒールとなり、
リング内外で一身にヒートを集める存在となった。
特にSNSなどでは罵詈雑言が飛び交い、またKENTAもそれに呼応するなどしたことで
これまでにないファンとの戦いも生まれた。
このあたりが俗に言うSNSプロレスの契機となった出来事だろう。
その後の2冠戦では惜しくもKENTAは敗れてしまったわけだが、
その後のツイッターなどの発信力が徐々に評価され、
ついにファンから認められる存在となった。
またバックステージコメントの秀逸さも話題となり、
多くのファンがそれを楽しみにするようにもなった。
つまりKENTAはリング上のみならず、リング外での活動にも注力したことで、
自身の存在価値を高め、群雄割拠の新日本で独自のポジションを築いたのだ。
今となっては代わりのいない唯一無二のレスラーと言っていいだろう。
またリング上においても、上の二冠戦以降結果がなかなか出なかったかが、
先日のビッグマッチでついに新日本で二つ目のタイトルとなるUS王座を獲得した。
これは現在もアメリカに拠点を置くKENTAにとっては意味のあるタイトルであろう。
そしてそんな中新日本プロレスとNOAHが先日対抗戦開催を発表した。
両団体ともに縁の深いKENTAがどのような立ち位置で対抗戦に参戦するのかに
注目が集まっていたが、その1.8より先に1.1NOAH武道館大会への参戦が決まった。
ここで気になるのは、この武道館大会にKENTAがバレットクラブのKENTAとして
参戦するのか？ということである。
もしバレットクラブのKENTAとして参戦するなら、
ノア時代とはファイトスタイルが異なるが、
ＫENTAとすれば今の自分を見せたいという思いもあるだろう。
もちろんノア当時のKENTAを知っているファンの方からすれば、
あの頃のKENTAを見たいという思いもあるかと思う。
またこの武道館大会の展開がちょうど1週間後となる
1.8横浜アリーナ大会につながるのかという部分も
ファンとしては気になるところだろう。
はたして2022年初頭、KENTAはどのような姿を武道館で見せるのか？
それはバレットクラブの史上最悪の乱入者と呼ばれる今のKENTAなのか、
もしくはノア当時のあのころのKENTAなのか、
それともそのどちらでもない新たな姿なのか。
いずれにせよ今回のKENTAの参戦はNOAH1.1武道館興行の
大きな話題となることは間違いないだろう。
あとはKENTAが新日本参戦時と同様、リング外の神経戦を仕掛けるのか？
そのあたりにも注目していきたいと思う。
