ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】2020年のこれまでを振り返る(後編)

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前回の記事では年頭のダブルドーム、

そして2月の大阪城ホール大会を振り返ってみた。

そちらは以下をご覧いただければ幸いである

 

(前回記事はコチラ)

 

www.hi-jyapw.com

 

 

 

そして今回はその続きとして中断明けからのこと、

NJC、ドミニオン、そして先日の名古屋大会などを振り返ってみたいと思う。

 

 

これらは時期的には直近であるのだが、

NJCなどはすでにかなり以前のような印象を受ける。

 

 

今現在の展開のスタートとなったこれらの大会を、

ここから時系列で振り返っていこうと思う。

 

 

目次

 

 

NEW JAPAN CUP 2020

 

 

 

無観客試合として始まった今年のNJC。

結果に関しては皆さんも良くご存知の通り、EVILが初優勝を果たした。

 

 

『何が何でも勝つ』を旗印に、手段を選ばぬ戦法で頂点に立ったわけである。

そしてその後の展開も皆さん良くご存知のことだろう。

 

 

内藤哲也との同門対決での2冠戦が決まったと思った刹那、

EVILはロスインゴを裏切り、BCへと寝返ったのだ。

 

 

今現在につながるすべての始まりは、この瞬間からスタートしたと言えよう。

EVILは内藤哲也のパレハという立場を捨て、対角線に立つことを選択したのだ。

そしてその展開の一区切りが間もなく行われる神宮大会でつくことになる。

 

 

暗黒王がさらに新日本を闇に落とすのか。

それともカリスマが時代と2本のベルトを取り戻すのか。

今後の行方を左右する一戦になることは間違いないところだ。

 

 

また今回のNJCはコロナ禍の影響で、

外国在住のレスラー達が参戦できなかったこともあり、

例年とは違う選手たちがノミネートされた。

 

 

その中で新たに生まれた概念が、ジュニア対ヘビーの戦いと言えるだろう。

階級の垣根を超えた戦いは、ファンに新たな感動を与えたことは間違いない。

 

 

特にヒロムはあの石井智宏をも下しベスト4に進出した。

準決勝ではオカダに完敗したが、彼の夢であるIWGPヘビー級への

距離感がつかめた貴重な試合であったと言えるだろう。

 

 

今年のNJCは楽しかった。これは多くのファンの思うところであるはずだ。

外国在住選手の不参加というマイナスを、プラスに転化した新日本プロレスの

底力はやはり素晴らしいと言うほかないということだ。

 

 

DOMINION

 

 

 

そしてEVILの衝撃の裏切りから一夜、再開後初のビッグマッチ、

DOMINIONNが大阪城ホールにて開催された。

 

 

やはり今大会のポイントは2冠戦を巡る、内藤哲也とEVIL、

そして高橋ヒロムの物語となるだろう。

 

 

この2冠戦でもEVILは何が何でもを貫き、

その結果2冠王座を内藤哲也から、文字通り奪い取ったわけである。

 

 

内藤哲也からしてみれば、

前日に自ら引き入れたロスインゴ初のパレハに裏切られ、

そしてこの日2冠王座まで奪われたということになる。

 

 

その気持ちはいかばかりであったのだろうか。

そしてそんな師匠内藤哲也の窮地に立ちあがったのは、

EVILの元盟友でもある高橋ヒロムだ。

 

 

ともにヤングライオン時代を過ごし、

そしてロスインゴの中でも特別な関係であったEVILの裏切り。

 

 

ヒロムの想いもこの日のリング上での姿でもわかる通り、

複雑であったことは間違いないだろう。

 

 

そしてヒロムはその想いを清算する意味も込めて、

2冠王座への挑戦を表明した。

 

 

結果的に二夜連続でバッドエンドとなった大阪城ホール大会。

その結末は今をもって大きな物議を醸しだしている。

まさにロスインゴファンにとっては悪夢の二日間といえるだろう。

 

 

SENGOKU LORD in NAGOYA

 

 

 

ではここまで行われた最後のビッグマッチである名古屋大会を振り返ってみよう。

上述した通り、今大会のメインはEVILとヒロムの2冠戦である。

 

 

もちろんこの戦いは遺恨の清算という側面はあるが、

別の視点で見てみると、これまでにない新世代の二人がメインを務めている。

 

 

現4強、そして棚橋も誰もいないビッグマッチのメインは、

皆さんもあまり記憶にないはずだ。個人的には思い出せない。

 

 

よって今大会は世代交代という観点で見れば

大きな意味を持つ大会であったと言えるだろう。

 

 

そして今大会のハイライトはメイン終了後にあった。

ヒロムを破ったEVILの前に、前王者内藤哲也が登場したのだ。

自らが手放した2本のベルトを取り返すために。

 

 

その時の内藤哲也の表情を皆さん覚えているだろうか。

いつもの笑みはなく、かつてない真剣な表情でEVILの前に立ったのだ。

 

 

『レンタル期間は終了した』

この言葉とともに、そして再び2冠王座に返り咲くべく、

内藤哲也はまもなく行われる神宮大会でEVILに挑戦する。

 

 

ここまで2記事にわたり、2020年の新日本プロレスを振り返ってみた。

これ以外にもオカダカズチカが提唱したKOPWという新たな戦いも生まれつつある。

 

 

間近に迫った神宮大会はこれまでの展開の一つの節目、

そして新たな展開が始まる大会となるだろう。

 

 

21年ぶりのこのビッグマッチは、暗黒王による再びのバッドエンドか、

もしくはカリスマによるハッピーエンドか。

時代はどちらを選択するだろうか。

 

 

神宮大会2冠戦 アンケートはコチラ↓

 


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