ひーじゃープロレスブログ

新日本プロレスを中心にプロレス界で起こったことなどを書いているプロレスブログです。

新日本プロレス1.6大田区大会 『NEW YEAR DASH!!』を振り返る。

史上最悪の乱入者

(出典:新日本プロレス公式)

 

先日、ドーム後恒例のNew year dashが行われた。

毎年今後の展開を占うにあたり、いろいろなことが起きる大会である。

ファンの間ではドームより楽しみという方もいるほどだ。

 

そんなファンの期待を裏切らないように今年も様々な動きがあった。

今回はそちらを中心に書いていこうと思う。

 

2夜連続のバッドエンド

今大会のメインは、2冠王者内藤哲也・SANADA対ジェイ・KENTAであった。

何かが起こらないはずがないカードである。

 

試合はSANADAがジェイを丸め込み勝利し、さあ今度こそ全員での大合唱かと

思われたが、最後を締めたのはバレットクラブの二人であった。

試合後、内藤、SANADAを強襲しマイクをかっさらってしまったのだ。

 

今大会もワールドで視聴していたのだが、KENTAのキャッチフレーズが、

『史上最悪の乱入者』に変更されていた。まさにその通りだ。

なんといってもドームのラストをぶち壊したのだから。

 

今大会のマイクもそうであったが、KENTAは今、徹頭徹尾ヒールに徹している。

それが自ら望んだものか、そうでないかはわからない。

 

もちろん想像の上の話だが、新日本でのし上がるために覚悟を決めたことは確かだろう。

それも並大抵の覚悟ではないように思う。

 

界隈は圧倒的に否という空気であるが、やると決めたらあとはやり抜くのみである。

ジェイとともに、二大ヒールとして新日本をその方向から盛り上げて欲しいと思う。

 

USヘビー、NEVERの戦いが勃発

また今大会で、上記のタイトル戦線が本格的に動き出した。

 

USヘビー MOX 対 鈴木みのる

NEVER 後藤洋央紀 対 鷹木信悟 という戦いである。

 

まずUSヘビーに関してだが、ドームでの対ランス・アーチャー戦とは趣は違うが、

みのるとの一戦は純粋に楽しみなカードであることは間違いない。

 

プロレス王の次の標的は、世界のスーパースターであったということだ。

相変わらずみのるのチャンスを逃さない嗅覚はさすがであると思う。

 

近い世代の選手が続々と引退や第一線から退いていく中、みのるは別格である。

これも価値がなくなれば使われないという危機感から来るものだろうか。

自分も見習わなければいけないと思った次第だ。

 

次はNEVERの一戦だ。

満を持してと言っていいだろう、鷹木信悟が名乗りを挙げた。

 

信悟にとっても参戦から1年半近く経過し、やっとヘビーのシングルのベルトに挑戦となった。

 

時間はかかったように思うが、層の厚い新日本プロレス、それもヘビー級に於いて

ここまでの位置に到達したことは、新人時代から見ている自分としては感慨深い。

 

そして信悟は今回のマイクのうまさでもわかるように非常に頭が切れるレスラーである。

きっとチャンピオンとなれば、よりベルトの価値を上げてくれるだろう。

 

話は変わるが、そのマイクを横で見ていたEVILはどんな気持ちだったのだろう。

権利証マッチはあったが、シングルのベルトの戴冠や挑戦は久しくないと思う。

 

直近は石井智弘との抗争が続くと思うが、信悟が戴冠した暁には、

その挑戦者に名乗り出ても面白いのではないだろうか。

 

ゴールデンエース

今大会でタッグを組んでいた、IWGPタッグチャンピオンのフィンジュースに対し

棚橋・飯伏組が挑戦を表明したようである。

 

WK14にて2連敗した飯伏幸太、そしてジェリコに敗れた棚橋弘至。

シングルのトップ戦線からは大きく後退したことは事実であろう。

そこでタッグ戦線に目を向けたのはある意味必然であったかもしれない。

 

この流れを見てみると、ジェイからの勧誘もあり不穏な空気はあったが、

飯伏のヒールターンはないということだろう。

棚橋弘至の後継者として本隊のエースという立ち位置を選択したわけだ。

 

たしかに二人が並び立つと、ヒーロー感や華やかさは

現在の既存のタッグチームにはないものである。

 

課題が多いと言われているタッグ戦線に於いても、もしこのタッグが定着するとなれば

注目度も大きく変わるかもしれない。

しかしそれはシングル戦線からの後退を意味するので痛しかゆしではあるが。

 

ここまでざっと振り返ってみたが、まだまだ書けていないこともある。

それについては次回以降の記事で書き記していこうと思う。

 

では今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 


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