9.24神戸ワールド大会のメインで行われる、
王者ウィル・オスプレイ対挑戦者辻陽太によるIWGP US(UK)ヘビー級選手権。
その挑戦者である辻陽太のインタビューが先日アップされたので、
今回はそちらについて進めていきたいと思う
👇
まず結論から先に言うと、この辻陽太のインタビューは8分弱の短い時間ながら、
非常に内容の濃いインタビューとなっている。
それは彼が持つインテリジェンスゆえのものかと思うが、
理路整然と話し、聞き手を納得させるものがある。
よってそれがより辻陽太に対する期待感となるのだが、
そのあたりは同世代の中で群を抜いた存在と言えるだろう。
ではここからはインタビューの内容を深掘りしていきたいと思うが、
辻陽太はこのインタビューの中で自らの野望と本音を語っている。
まずオスプレイに関しては新日本プロレス入団前から、
同じ年ということもある嫉妬の対象であったようだ。
そして価値としてはUS王座というタイトルではなく、世界最高峰のレスラーと言われている、
オスプレイ自身の方が高いと辻陽太は考えている。
たしかに世界的に見ても、ケニー・オメガ、クリス・ジェリコを続けて倒しただけに、
オスプレイの価値は相当なものがあるだろう。
よってここで辻陽太がオスプレイを倒せば、彼の価値も上がるということである。
そして辻陽太はもしUS王座を自身が戴冠したら、その先に大きな野望を抱いている。
それは自身はこのUS王座を返上し、その上で内藤哲也がIWGP世界ヘビー級王座を
戴冠した後、二冠統一のきっかけを作った内藤哲也に
インターコンチネンタルのベルトを復活させるというものである。
その上でインターコンチのベルトに挑戦すると辻陽太は語っているわけだが、
この内藤哲也vs辻陽太によるタイトルマッチが実現すれば、
大きなインパクトを残すことは間違いないだろう。
辻陽太がこのような展開を求めているのは、根底に新日本プロレスを
立て直していきたいという思いからであることをインタビューで語っている。
またそれは制御不能な俺たちだけだとも語っているので、
このドリームカードの実現を期待したいところである。
すべてが上手く行けばこの夢の対決は来年早々に実現することとなるが、
はたしてどのような展開が待っているのか。
そのためにはまずオスプレイを倒すことが必須となるだけに、
9.24神戸大会は辻陽太にとって大きなターニングポイントとなりそうだ。