11.19後楽園大会のメインで、
現王者であるタイチ・ザック組を破った
LIJの鷹木信悟とSANADA。
チームのコメント担当、鷹木信悟曰く
このタッグは冷静(SANADA)と情熱(鷹木信悟)のあいだを
絶妙につくタッグであるとのことだ。
その言葉の真偽はさておき、たしかにこのタッグは
どちらも勝利をもぎとることのできる
実力者二人であることは間違いない。
その証拠に今大会では鷹木信悟が、
前の試合ではSANADAが勝利を収めている。
そう考えればこの日の鷹木信悟のコメント通り、
このタッグでのWTL優勝はかなり現実的な話と言えるだろう。
またこれまでほとんど二人だけでは
タッグを組んではいなかったと思うが、
タッグワークも問題ないという印象である。
そしてなによりSANADAが楽しそうに見える。
それはこの日の最後のマイクアピールの
この言葉に集約されているだろう
↓
ハッキリ言って、いままでのタッグパートナーの中で、となりの“TKG”が一番好きです
(引用:新日本プロレス公式)
これまでのパートナーの中で一番TKGが好き。
これはSANADA流のパートナーへの信頼の表現だろう。
また鷹木信悟はこの愛の告白を受け、
このようなツイートを返している。
野郎からの告白も嬉しいもんだな😏#TKG ...TaKaGi https://t.co/i3AXzZ8OWP
— 鷹木 信悟(SHINGO TAKAGI) (@Takagi__Shingo) 2020年11月19日
この相思相愛なふたりが決定戦進出、
そして優勝へと突き進んでいく確率は、
この日の勝利でより高くなったといっていいだろう。
では今後この二人にはどのような展開が期待されるだろうか。
まずは上述したTKGの宣言通り、このWTLを優勝し、
WK15でタイトルマッチに臨むというところが挙げられるだろう。
そしてもしWK15で一気にタイトル獲得となれば、
鷹木信悟は再び2冠王になる。
そうなれば前回と違い、NEVERとIWGPタッグの2冠となり、
前回よりはバージョンアップしたと言えるだろう。
また一方のSANADAであるが、G1では準優勝と大健闘したが、
ドームに向けての展開はこれまで見えていなかったところだ。
しかし今回のWTLで優勝となれば、
まずはタッグでの道筋が見えてくることとなる。
またSANADAはG1で内藤哲也に勝利しているので、
内藤哲也がそのままWK15が終わっても王者のままであれば、
その挑戦権を持っているといっていいだろう。
つまりSANADAはまずタッグのベルトを獲ったのち、
同門である内藤哲也に対し挑戦を表明すれば、
2冠王、3冠王のチャンスが生まれるということだ。
誰よりもブレイクが期待されるこの男が、
一気にシングル、タッグ両方の頂点に昇りつめれば、
彼を応援する多くのファン、特に女性ファンの皆様は
狂喜乱舞することとなるだろう。
そうなれば2021年はまさにSANADAの時代ということになる。
そしてもしこれが現実となってもファンは納得するだろう。
それはSANADAにはそれだけのポテンシャルと
期待感があるからに他ならない。
そう考えるとSANADAには明るい未来しか見えてこないと言えるだろう。
鷹木信悟とSANADA。
まるで好対照のふたりだが、デビューからの紆余曲折を経て、
今同じリングに立ち、そして同じユニットに属している。
そしてさらにユニット内の紆余曲折を経て、
今タッグを組み、WTL優勝という目標に挑んでいる。
常にしゃべり続ける男と黙して語らぬ男。
ジャイアニズム溢れる鷹木信悟を冷静に見つめるSANADA。
このように考えるとこの二人は、お互い持っていないものを有し、
お互いを補完しているベストな関係のように思える。
そう思えばこのLIJタッグが優勝決定戦の舞台で勝利し、
トロフィーを掲げることはもはや必然と言えるかもしれない。
そんな二人が参加しているWTL優勝者アンケートはこちら↓