12.15両国国技館で行われたBOSJ&WTLのW優勝決定戦。
BOSJは高橋ヒロムの2連覇、そしてWTLは後藤・ヨシハシ組の
初優勝という結果であった。
これにより両者はWK16でそれぞれのチャンピオンに
挑戦することが決定的になったと言っていいだろう。
はたして両者はこの勢いで一気にタイトル獲得となるだろうか。
またこの両国大会ではその他にもWK16に向けての動きが数多く起こった。
ここからはそれらについての考察などを書いていきたいと思う。
(*本記事はWK16全カード発表前に執筆しています)
まず発生した時系列順に書いていくとIWGPジュニアタッグ戦線に動きが起こった。
第2試合後勝利したBCの石森・ELPが現王者であるタイガーマスクを襲撃していると、
まずはそこにパートナであるロビーが救出に登場した。
しかしそこで終わりではなくさらに田口隆祐が登場し、
BCだけでなく現王者にも攻撃を加えた。
バックステージではロッキーとのメガコーチズでの挑戦を表明したことを考えれば、
IWGPジュニアタッグは三つ巴の戦いということになりそうだ。
そして次は第4試合後に起こったUS王座に関しての動きである。
以下の記事ではKENTAの乱入を予想していたが、今回はVTRを使っての登場であった。
↓
このVTRでKENTAは棚橋に挑戦受諾の条件としてノーDQマッチを提案した。
これは前回の対戦でのテーブルクラッシュを受けての流れだが、
ただのリマッチにしないとところがいかにもKENTAらしいところである。
この試合形式でKENTAが棚橋弘至のキラーの部分を引き出すことができれば、
ドームという舞台に相応しい戦いとなるはずだ。
またKENTAが元NOAHのトップレスラーであったことを思えば、
見方によっては1.8で行われるNOAHとの対抗戦への布石と言う側面もあるだろう。
そう考えるといろいろな意味で目が離せない一戦となりだろう。
そして次に起こったことはザ・レスラー柴田勝頼の復帰宣言だ。
現状最後の試合となっているオカダとのタイトルマッチから約5年弱、
ついにザ・レスラーと呼ばれた男がセルリアンブルーのマットに帰ってくる。
試合形式や対戦相手などはこれから決まるようだが、
正式なプロレスルールでの復帰となるのかにも注目だろう。
そして休憩明けの第5試合。
ここでもWK16に向け新たな因縁が生まれた。それはLIJとUEという図式である。
組み合わせとしては内藤哲也vsジェフ・コブ、
そしてSANADAvsグレート・オーカーン。
おそらくこの2つのシングルマッチは
ドームでSPシングルマッチとして行われるだろう。
またUEと言えばWK16にはリーダーであるオスプレイが久々にの本に登場し、
1.5でIWGP世界ヘビー級王座に挑戦する予定である。
この二つのシングルマッチの先に対オスプレイという図式があるのなら、
この戦いは重要な意味を持つ試合となる。
さてこの両国大会ではこの他にも金丸義信のKOPW挑戦や
石井とEVILの因縁の勃発などもあり一気に展開が発生した。
この両国大会を境についに本格的に動き出した新日本プロレス。
今後のさらなるサプライズを期待し、今回の記事を終わりたいと思う。