本日12.15に開催される今年最後のビッグマッチ両国国技館大会。
その全対戦カードが月曜日に発表された。
注目のメインイベントは2年連続でBOSJの優勝決定戦が務めることになったが、
これは多くのファンの方にとっては予想通りということだろうか。
また2年連続でこのシリーズのメインを務めるヒロムはもちろんだが、
この規模のビッグマッチのメインを務めることが、
おそらく初めてであるYOHにも大きな重圧がかかることだろう。
特にYOHにとってはやはり大規模会場のメインが初めてという事もあり、
よりプレッシャーがかかっていると思われる。
そして別の見方をすれば昨年の決勝戦である、
あのデスぺvsヒロムの一戦との戦いと言う側面もあるだろう。
勝敗はもちろんの事、どんな内容の試合を見せてファンを
満足させることができるのか？
そのあたりも大いに注目されるところだ。
またダブルメインイベントと銘打たれているが、
実質のセミファイナルにはWTL優勝決定戦がマッチメイクされた。
結果的に2年連続でBOSJ優勝決定戦にメインの座を譲ることになったが、
様々な要因を考えればこれは致し方ないところだろう。
そんなセミファイナルだが対戦カードは
WTL1位通過のCHAOS、後藤洋央紀・YOSHI-HASHI組
VS
WTL2位通過のハウスオブトーチャー（以下HOT）EVIL・高橋裕二郎組である。
おそらく多くのファンの方はこの優勝決定戦の組み合わせは
予想していなかったはずだが、心情的にはCHAOS組の優勝を
願っているファンが多いのではないだろうか。
今シリーズもいつものようにD・東郷の介入ありきの極悪戦法で
最終的に2位の座を掻っ攫ったHOT。
そんな彼らの優勝を願うファンは少ないはずだが、
個人的にはHOTが優勝を勝ち取るのではないかと見ている。
そうなればEVILにとってはＳANADAとのタッグで獲得して以来、
そして裕二郎にとっては初優勝となる。
特に裕二郎にとっては今回優勝を果たすことができれば、
調べる限りおそらく初めての主要大会での優勝となるだろう。
はたしてWTLはCHAOSが優勝しハッピーエンドとなるのか？
もしくはHOTが優勝し会場を沈黙させるバッドエンドとなるのか？
こちらの試合の行方も目が離せないところだ。
残りのカードもドームの前哨戦などが組まれているが、
個人的に気になったのは以下のカードである。
↓
このカードは第4試合に組まれた本隊vsバレットクラブの8人タッグだが、
ここには先日KENTAの持つUS王座挑戦に名乗りを挙げた棚橋弘至が出場する。
そしてその挑戦表明を受けたKENTAは先日このようなツイートを残している。
↓
棚橋とやるかやらないか一回寝て考えます。ちなみに私はとっくに日本にいます。おやすみなさい。
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2021年12月13日
とっくに日本にいる。
この言葉の意味を考えればこの試合後、かなりの確率でKENTAが登場し、
US王座戦への展開が生まれるのではないだろうか。
新日本参戦後常に話題を振りまいてきたこの男が
年内最後のビッグマッチで再び乱入劇を起こすのか？
こちらにも期待しておきたいと思う。
さて2021年の新日本プロレスも気が付けば、
両国を除けば後楽園ホール4連戦のROAD to TOKYO DOMEを残すのみとなった。
この1年を振り返れば引き続きコロナ禍の影響を受け、
新日本プロレスにとっては順風満帆の1年ではなかっただろう。
しかし2022年は年頭から恒例となった東京ドーム2連戦に加え、
NOAHとの対抗戦が行われる。
創立50周年という大きな節目を迎える新日本プロレス。
2022年は再び業界の盟主の名にふさわしい姿にもどることを期待し、
終わりとしたいと思う。
