ひーじゃープロレスブログ

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【新日本プロレス】2冠王座を争う3人の主張と気持ち

 

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(出典:新日本プロレス公式)

www.wrestlekingdom.jp

 

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(出典:新日本プロレス公式)



 WK15 1.4、1.5の両日に渡り行われる2冠王座をめぐる戦い。

その戦いは現2冠王者内藤哲也、G1覇者飯伏幸太、

そして権利証保持者ジェイ・ホワイトの3名で今回は行われることとなる。

 

 

前回の2冠王座をめぐる戦いも、そこに至るまでに紆余曲折あったが、

今回も同様に決定に至るまでには様々な出来事が起きた。

 

 

そしてその筆頭はやはり11.7大阪で起こった、

ジェイによる権利証の強奪ということになるだろう。

 

 

その戦い方は様々な場所で物議を醸したが、

これまで一度たりとも動いたことのなかった権利証が、

今回史上初めて移動したことは紛れもない事実である。

 

 

そしてこの権利証の移動が2冠戦線を

大きく動かすきっかけとなった。

 

 

通例であればG1覇者飯伏幸太が1.4のメインで、

王者内藤哲也に挑むタイトルマッチがすんなりと組まれるところだが、

この権利証移動により、それが一転宙に浮いた形となった。

 

 

そして事態をさらにややこしくしたのは、

権利証を奪ったジェイが1.5での挑戦を主張したことにある。

 

 

このジェイの主張が通れば、通常1.4で行われるはずの

王者対権利証保持者の戦いが1.5にスライドし、

1.4でのタイトルマッチが消滅してしまうことになるからだ。

 

 

やはりこのジェイ・ホワイトという男は

一筋縄ではいかない男である。

 

 

そしてそのジェイの主張を受けて、王者内藤哲也も

自らの主張を一夜明け会見で話した。

 

 

1.5でジェイとタイトルマッチをするのは構わない。

でも俺は1.4でもタイトルマッチがしたい。

そして俺が対戦したい相手はG1覇者の飯伏幸太である。

 

 

内藤哲也の主張を要約するとこのようなことになるだろう。

しかし内藤哲也はこの会見で同時に会社に対しこのような

意見も投げかけている。

 

 

それをまとめるとこのようなことになる。

俺は自分の意見を言ったけど、それを鵜呑みにすると、

G1の意義や権利証の意味がなくなるんじゃないの?

 

 

まさに正論だが、そもそもそのように仕掛けたのは内藤哲也だ。

これはこれまで自身の意見が通らなかった会社に対する意趣返しともとれるが、

結果的に今回は内藤哲也の意見が全面的に採用された。

 

 

いまだ新日本からはそれに対しての説明は行われていないが、

来年以降のG1や権利証システムに一石を投じたことは間違いない。

そこまで見据えての主張であるならば、まさに内藤哲也恐るべしである。

 

 

さて一転権利証保持者から丸腰となった飯伏幸太は

どのような気持ちであり、何を主張しているのだろう。

 

 

ここまでの各コメントを見てみると、

ジェイの勝利はいまだに納得いっていないという気持ちがまず挙げられる。

 

 

この主張はある意味当たり前のモノだろう。

真っ向から敗れたのであれば、気持ちの整理もつくだろうが、

今回の試合の敗戦はそれとは真逆のモノだ。

 

 

それも含めてプロレスであると言えばそれまでだが、

本人からすれば到底納得できるものではないだろう。

 

 

しかしそんな丸腰となった飯伏幸太に

王者からタイトルマッチの誘いがあった。

 

 

いまだ気持ちはモヤモヤしているようだが、

この状況は昨年の内藤哲也同様に、

丸腰から2冠王座を戴冠する大きなチャンスである。

 

 

内藤哲也が最新の日記でも語っているが、

決まったからにはすっぱりと気持ちを切り替えて、

この1.4で行われるタイトルマッチに臨んでほしいと思う。

 

 

さてここまで3選手の主張やその気持ちなどを書いてみたが、

問題はその主張がファンにまで届いているかというところにあると思う。

 

 

なぜならやはりこの2冠戦線がWK15の軸になるものであり、

その盛り上がりが興行の成功を左右するものであるからだ。

 

 

今現在WTL、BOSJが行われていることもあるが、

前回と比較するとまだまだ興行成功に向けて、

2冠戦線を盛り上げていく必要があるように感じる。

 

 

WK15まで残り約1か月と期間は限られており、

かつその主張の場である大会も残りわずかとなっている。

 

 

まずはこのコロナ禍で距離が出来たかもしれない

プロレスファンにどうWK15をアピールしていくのか?

 

 

そしてその向こうにいるそれ以外の一般層と呼ばれる方々に

どう新日本プロレスを伝えていくのか?

WK15の成功に向けてそれが大きなカギとなるだろう。

 

 

オカダカズチカのいない、そして棚橋弘至もいない中で

行われる今回の新日本プロレスの頂点を争う戦い。

 

 

飯伏、ジェイももちろんだが、内藤哲也にかかる責任は

これまでの比ではないと言えるだろう。

 

 

むしろ今回このダブルドームが成功するのは、

内藤哲也にかかっていると言っても過言ではない。

 

 

はたしてその重圧を乗り越え、内藤哲也は最後まで王者を守り、

ドームで心の中の大合唱を行うことはできるだろうか。

 

 

WK15まで残り1か月、さらに加速していく新日本プロレスを

これからもしっかりと追いかけていきたいと思う次第である。

 

 

 


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