Jeff Cobb ✅
— KENTA aka Lil’K (@KENTAG2S) 2020年12月19日
Hiroshi Tanahashi ✅
David Finlay ✅
Brody King ✅
モクスリー………
もういい加減挑戦させてくれ。。
もしくはベルトくれ。 pic.twitter.com/tOi9RdC2dw
上の写真の3人は今US王座を巡り抗争中と言える関係であるが、
またその他にも共通項がある。
それは3人とも以前WWEに所属していたという点だ。
しかしモクスリーはWWEでもトップに位置していたと言えるが、
KENTA、ジュースに関してはそうとは言えない
ポジションであったと言えるだろう。
だが何の因果かその3人のレスラーが今、
新日本の一つのベルトを巡り、
これから本格的に抗争を始めようとしている。
プロレス界はよく何でも起こりえると言われるが、
数年前このようなことが起きているとは
誰も、そして本人たちも想像していなかったことだろう。
このようにこれまでのドラマが誰も想像もつかない
どかかでつながり、また新しいドラマが始まる。
これこそが他のジャンルにはないプロレスの面白さであるが、
今巻き起ころうとしている展開はそれらを
凝縮しているとも言えるだろう。
さてこのUS王座をめぐる抗争であるが、
モクスリーとKENTAにおいては、KENTAが権利証を獲得してから
かなり長い期間膠着状態が続いている。
それはWK15を目前にした今も表面的には進展がない状態だ。
そしてその膠着期間の間に4度の権利証マッチを行ってきたKENTAだが、
ここにきてそこにさらにジュースが加わりそうな状況だ。
この抗争はKENTAがWTL優勝決定戦へ乱入し端は発したわけだが、
年内最後の後楽園大会3連戦でも連日対戦が組まれていた。
当記事執筆時点ではまだ正式には発表されていないが、
展開としては明らかにドームに向けて動いていると言えるだろう。
以下はKENTAの12.22後楽園大会でのコメントだが、
それを見てみるとやはりこの二人の戦いは、WK15で行われることになりそうだ。
今年1年、俺を突き動かしてきたもの。 それって何だか分かる? あの1月5日の東京ドームの後、(※カメラを見て)オマエらが、(※別のカメラを見て)オマエらが、俺に浴びせてきた屈辱的な言葉たち。それが今年の俺を突き動かしてきたんだよ。ならばだ、東京ドームで始まったもの、東京ドームで清算してやるよ。この1年、テメェら全員黙らせてやろうと思って、この1年、俺はやってきたんだよ。これは、俺とジュースの戦いでもあり、オマエらとの戦いでもあるんだ。東京ドームで、今の俺を見せつけてやるよ。
(引用:新日本プロレス公式)
そしてそれは王座決定戦という形ではなく、
KENTAにとってはなんと5度目となる権利証マッチになるだろう。
この抗争を別の視点で考えると、なぜここまで権利証マッチを繰り返すのか
という当然の疑問に行き着くと思う。
それはやはり新日本プロレスからすると、モクスリーとの関係、
そしてその先にあるAEWとの関係を維持しておきたいという
思惑から来るものだろう。
この会社的な判断はけっして間違っていいないと思うが、
ファンからするとここまで権利証マッチの回数を重ねると
権利証の意義と権威が薄れるのも事実だ。
どこかでこの問題は決着しなければいけないだろう。
しかし冷静に考えると、KENTAがNJC USAで権利証を獲得したのは
相当前のことであり、その当時はここまでタイトルマッチが長引くことは
想定しなかったのかもしれない。
つまりある程度早い時期にモクスリーとのタイトルマッチが
予定されていたのではないだろうか。
しかしここまでモクスリーの参戦が長引いているということは
その当時と状況が変わっていると考えることが妥当だろう。
それが新日本とモクスリー個人の関係なのか、
もしくは団体を巻き込んだものであるのかは想像でしかないが、
現在のAEWの動きを見ていると何が起こっても不思議ではない気がする。
個人的にはだれも想像していない各団体をも巻き込んだ
壮大な展開を期待しているが、はたしてどのような決着を迎えるだろうか。
元WWEという共通のキーワードをもつ3人のレスラーが
織りなすこのドラマはまだまだ終わりそうにはない。