現地時間8.14（日本時間8.15）18か月ぶりに
アメリカで有観客大会として行われる、『RESURGENCE』。
これまでに大会の目玉カードとして、ジェイ・ホワイト対デビッド・フィンレーの
NEVER無差別級選手権が発表されていたが、
ここにきて少し前には全く想像できなかったカードが追加された。
それは先日、US王座をあのジョン・モクスリーから奪還した
ランス・アーチャーに、新日本のエース棚橋弘至が挑むという
インパクト満載のカードである。
ランス・アーチャーの新日本プロレスへの参戦、
そして棚橋弘至のUS王座の挑戦。
どちらも1か月前にはだれも想像していなかったことだろう。
プロレス界は何が起きても不思議ではないとよく言われるが、
まさにそれを体現したようなサプライズだ。
別の視点で考えると、こういうことが起きるからプロレスファンは
どのような環境であってもプロレスから離れないのだろう。
全くタイプの違う二人が戦うという意味も含め、
大注目のタイトルマッチとなることは間違いないところだ。
さて以下は現在発表されているLA大会の出場メンバーであるが、
この二つのタイトルマッチ、そして既報済みのカード以外には
そのようなマッチメイクが考えられるだろうか。
■『RESURGENCE』出場メンバー
ジェイ・ホワイト
ヒクレオデビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
成田蓮
カール・フレドリックス
クラーク・コナーズ
アレックス・コグリンジョン・モクスリー
海野翔太フレッド・ロッサー
リオ・ラッシュ
ブロディ・キング
クリス・ディッキンソン
TJPトム・ローラー
JRクレイトス
カール・アンダーソン
ドク・ギャローズ
まずその他で注目されるのは、モクスリーが出場するカードだろう。
出場選手が発表された時点では、US王座のタイトルマッチが行われるだろうと
考えていたが、それがなくなった今浮かび上がるのは海野翔太との師弟タッグだろう。
この大会は海野翔太のいわば新日本凱旋マッチであるが、
モクスリーとの師弟タッグが実現すれば、大きな話題となるだろう。
またもしタッグでの出陣となれば、相手はGoodBrothersということになるだろうか。
もしこの対戦が実現すれば新日本にゆかりのある4人が戦うことになる。
ビッグマッチにふさわしい豪華なマッチメイクと言えるだろう。
また現在発表されている選手数が奇数であることを考えると、
さらに追加選手がサプライズ的に発表されそうだ。
その筆頭候補は先日アメリカに戻ったと思われるKENTAだろうか。
残りのメンバーから考えると同じBCのヒクレオとのタッグで、
ジュース・ロビンソンが加わるチームと戦うということになりそうだ。
アメリカでの知名度や人気の高いKENTAの参戦は、ビッグマッチに華を添えるだろう。
またKENTAの別のミッションとしては、US王座戦後のアクションが予想される。
もし今回棚橋弘至がUS王座を奪取すれば、直近のシングルで敗れたKENTAとしては、
それは格好の獲物となるだろう。
アメリカでも史上最悪の乱入者と言われた男が、再びあの乱入劇を繰り返し、
大ブーイングを浴びることになるのか、
こちらもKENTAの参戦が決まれば大きな見どころとなるだろう。
さて、今回のLA大会のタイトル名であるRESURGENCEとは復活という意味だが、
まさにこの大会は海外での新日本プロレス復活をかけた勝負の大会と言える。
それだけに新日本プロレスとしても選手の出し惜しみはしないだろう。
そう考えるとＫENTA以外にもさらに大物選手のサプライズ参戦があるかもしれない。
大会まで残り2週間。引き続きこちらの大会も追いかけていきたいと思う。
