ひーじゃープロレスブログ

新日本プロレスを中心にプロレス界で起こったことなどを書いているプロレスブログです。

【新日本プロレス】SUMMER STRUGGLE in JINGU 直前考察  (後編)

f:id:yosikazukun:20200810163057p:plain

f:id:yosikazukun:20200729101343p:plain

(出典:新日本プロレス公式)

 

 

いよいよ本日に迫ったSUMMER STRUGGLE in JINGU。

今大会でここまでの様々な因縁が決着し、

また新たな潮流が生まれることになるだろう。

 

 

来たるG1クライマックス、そしてその先のドームに向け、

どんな展開が生まれるのか楽しみなところである。

 

 

さて前回の記事では今大会前半戦

3試合の展望を書かせていただいた。

 

(前回記事はこちら)

www.hi-jyapw.com

 

 

 

そこで今回の記事では残りの後半戦

3試合の展望を書いていきたいと思う。

 

 

この後半戦タイトルマッチ3試合は、

ジュニア、タッグ、そして2冠戦であるが、

 

 

それらは新日本の今後を占ううえに於いて、

極めて重要な意味を持つことになるだろう。

2020年後半戦の主役候補は今夜決まるということである。

 

 

目次

 

 

 

IWGPジュニアヘビー級選手権

 

 

いまやジュニアのみならず、新日本すべてという部分でも

メインキャストと言える存在となった現王者高橋ヒロム。

 

 

そのヒロムに今回挑むのは、現在参戦中のジュニア選手では、

最強の挑戦者と言える石森太ニだ。

 

 

この二人の対戦は2018年のBOSJ優勝決定戦以来、

約2年ぶりの対戦となる。

 

 

この戦いもメインの2冠戦と同様、ロスインゴ対BCのユニット抗争の

側面もあるが、おそらく真っ向勝負という戦いになるだろう。

チャレンジャーである石森太ニもそれを望んでいることだろう。

 

 

ヒロムから見ると、中断明けからNJC、

そして2冠挑戦とジュニアの枠から外れた戦いが続いていた。

 

そこでは残念ながら自身の夢を叶えることが出来ず、

再挑戦へ向け再びジュニアへと腰を据えることとなる。

 

 

もう一度自身の夢を叶えるため、そして最高のシュチュエーションで、

内藤哲也との師弟対決を迎えるためには、

ここでベルトを手放すわけにはいかないだろう。

 

 

さて少し話は変わるが中断時に中止もしくは延期とされていたBOSJの

開催に関しては今年はやはり行われないのだろうか。

 

 

中断時に中止となった大きなシリーズは、このBOSJとNJCであったのだが、

NJCに関してはご存じの通り、中断明けに即時開催となった。

 

 

個人的にはヒロムが提唱していたG1クライマックスとのダブル開催を

本当に行うのではと期待していたのだが、

現状での発表はG1のみの開催と発表されている。

 

 

この神宮でヒロムが勝利した後、BOSJの開催などが発表されれば、

まさにそれはサプライズと言えるだろう。

 

 

夏祭りにふさわしい大きな花火が上がることを

ひそかに期待しておきたいと思う。

多くのファンがそれを待ち望んでいることだろう。

 

 

IWGPタッグ選手権

 

 

このタイトルマッチはデンジャラス・テッカーズ(タイチ&ザック)と

ゴールデン☆エース(棚橋&飯伏)の長きにわたる抗争の決着戦と言えよう。

 

 

おそらくこの試合に勝ったチームが長期政権を築き、

今後のタッグ戦線の主役となるはずだ。

 

 

前哨戦のこれまでの流れを見てみると、

現在は完全にゴールデン☆エースの流れであると言えよう。

 

 

スーパーベビーフェイスである二人が、紆余曲折を経て

タイトルマッチ直前により団結を深めた。

そして身体も完全な状態に仕上げて、好調をアピールしている。

 

また対戦相手となるチャンピオンチームは

前回タイトルを直接明け渡したチームにして、

わかりやすいくらいわかるヒールサイドの二人だ。

 

 

これは完全にゴールデン☆エースに勝ってくれと言わんばかりの流れだが、

果たしてそんなにすんなりと行くのかどうか。

 

 

期待通りになることももちろんプロレスの醍醐味だが、

期待を裏切る展開となることもまたプロレスの醍醐味である。

 

 

もしゴールデン☆エースの二人が、期待通りベルトを獲得すれば、

タッグ戦線はより盛り上がるかもしれない。

 

 

しかしそれは二人のシングル戦線からの一歩後退を意味することでもある。

個人的には棚橋を輝かせるためには必要かと思うが、

飯伏のタッグへの注力に関しては少しもったいないように感じる。

 

 

そのような側面でもこの試合を見れば、

また違う楽しみが見えるかもしれない。

 

 

IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル選手権

 

 

運命の2冠戦第2章。

表面的にはユニットを裏切った現王者に対し、

裏切られたリーダーが再び挑むという図式である。

まさにこの試合は究極の遺恨決着戦というわけである。

 

 

この2冠戦に関しては語りつくされている感もあるが、

今回は別の切り口で考えてみようと思う。

 

 

再開後ここまで約2か月半、二人には、特にEVILには、

どのような時が流れているのだろう。

 

 

再開前はロスインゴヘビー級4番手と言われていた男が、

いまや2冠王者に君臨し、事実上新日本のトップに立っている。

 

 

EVILにすれば一般の会社では何階級特進か例えることができないほどの

躍進を果たしたということになる。

 

 

これは当たり前のことだが、ステージが上がれば上がるほど、

その役割は変わり、またのしかかる責任は飛躍的に増すこととなる。

 端的に言うとその行動一つ一つの会社に与えるウェートが大きくなるということだ。

 

 

 はたしてEVILはその責務を全うできているのか。

比較対象となるのは前王者である内藤哲也ということになるだろう。

 

 

2冠王となった当初はその行動に賛否両論はあったが

話題を提供したという点も含め、

一気に新日本内での存在感を増したことは事実だろう。

 

 

 しかしいまだ語られていないユニットを抜けた真意、

そしてEVIL自身の今後のビジョンなどが上手くファンに伝わっていないため、

現在は内藤哲也待望論が圧倒的な民意となっている。

 

 

EVIL自身はコメントなどで、内藤をとことん追い詰めてやる、と語ってはいるが、

実はその重責に追い詰められているのはEVILなのではないだろうか。

 

 

王者としてさらに上のステージへ進めるか、

まさにこの戦いはその試金石となるだろう。

 

 

これは個人的な見解だが、ロスインゴを裏切ったEVILを いまだ応援している

ファンは多くいると思う。私もその一人である。

ロスインゴを裏切ってまで掴んだものを簡単には手放してほしくないと思っている。

 

もちろん別のところでは内藤哲也の戴冠を期待しているのだが、

実にその感情は複雑であると言える。

 

 

最近アップされた内藤哲也の直前インタビューを見てみると、

彼も同じような思いなのかもしれない。

 

 

私のようにどちらを応援していいのかと

迷っている方は多いのではないだろうか。

 

 

どちらにも負けてほしくない、ある意味切ない遺恨マッチといえる

この2冠戦は言えるのかもしれない。

 

 

まとめ

 

 

2回にわたりこの神宮大会の考察を行ってみた。

昨今いろいろな意味で物議を醸しだしている新日本にとって、

今大会は改めて『新日本らしさ』を問われる大会となるだろう。

 

 

何をもって新日本らしさというのかは、各人それぞれかと思うが、

大会が終わった後すっきりした感情になっていればいいかと思う。

あとは当日晴天に恵まれ、また何事もなく無事開催されることを願うばかりである。

 

 
 
PS
昨日まで実施していました2冠戦アンケートに、多数投票いただきありがとうございました!
 
結果はこの執筆時点で、内藤哲也400票(87.1%)、EVIL59票(12.9%)と
圧倒的に内藤哲也に支持が集まっています。
 
本日はこの皆さんの予想通りの結果になるのでしょうか?
その目でしっかりと確認しましょう!
 
 

また本日よりG1優勝者アンケート開始しました! 

今回も皆さん投票よろしくお願いいたします!

 


プロレスランキング