今年のNJC2023シリーズ中にLIJを離脱し、Just5Guysへと電撃移籍したSANADA。
そしてその勢いのまま、そのNJCを制し両国大会でのIWGP世界ヘビー級王座の
挑戦権を獲得した。
そんなSANADAの変化の象徴とされているのは、NJCシリーズから使用している新技の
変形DDTであるが、その新技についに技名が命名された。
その名はデッドフォール。
名付け親は同郷で進行の深い人気バンドHI-STANDARDの難波章浩である。
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これまでのSANADAは皆様もご存知の通り、頭から落とす技、
プロレスを否定していたわけだが、今回そのこだわりを捨て、
新しいフィニッシュホールドとして、頭から落とすこの技を開発した。
この技はジェイ・ホワイトのブレードランナーと同様、
一瞬のタイミングで試合を決めることができるだけに、
これまでフィニッシュホールドが弱いとされていたSANADAからすれば、
大きな変化と言っていいだろう。
そしてそんなSANADAは4.8両国国技館大会久々にライバルとされる
王者オカダカズチカに挑むことになる。
これまで多くの対戦がある二人であるが、勝敗の優劣はオカダが圧倒的に勝ち越している。
つまりそれが二人の現在の差ともいえるが、今回はファンとしても過去最高の
期待感がSANADAにあるかと思う。
またそれはおそらくSANADA自身もそう思っていることだろう。
しかし1.4東京ドーム大会でジェイ・ホワイトを破りIWGP世界ヘビー級王座を戴冠し、
その後清宮海斗との王者対決を圧倒的な差を見せつけて勝利したオカダカズチカは
あまりにも強く、高い壁であると言える。
別の見方をすればそうだからこそ、そんなオカダカズチカをSANADAが破り、
IWGP世界ヘビー級王座初戴冠をはたせば、一気に時代が動く可能性がある。
SANADAが口癖にしている新しい景色を見せるには、
最大のチャンスであるということは間違いないだろう。
ではSANADAが語る新しい景色とはいったいどんなものと言えるのだろうか。
まずは自身が王者になるということが含まれていることは間違いないが、
その他に考えられるのは、王者になることで自身が新日本プロレスの中心に
君臨するということかと思う。
SANADAがビッグマッチのメインを務める。
そして新しい挑戦者たちと戦う。
つまり世代交代を押し進めるということであるが、
それはプロレス界に永遠のテーマでもある。
はたしてSANADAは10年以上続くオカダカズチカ時代を終わらせることができるのか?
それともまだまだオカダカズチカ時代が続くのか?
そんなライバル同士の一戦を楽しみにしているのは私だけではないだろう。