最近アップされた上の二つのニュースを見て思ったこと。
それは新日本プロレスもやっとコロナ禍以前の姿に戻りつつあるということだ。
今回のニュースは新春のダブルドームの試合数が10試合前後となること、
そして後楽園の収容制限が1月末より撤廃されることの二つであったが、
これは2年前くらいを思えば当たり前のことであった。
しかし今回のニュースを見た時、個人的にかなりインパクトを感じた。
これはおそらく多くのファンの方もそうかと思うが、
現在のコロナ禍の間に制限された大会方法が普通になってしまったということだろう。
また新日本プロレスとしても今回のコロナ禍の間で、
かなり経営的なダメージを負ったことは否めないと思う。
それは各大会の観客数をみれば一目瞭然と言える。
以前はどの会場でも常に満員であったこと普通の光景であったが、
後楽園ホール大会を筆頭に、ビッグマッチでも動員の苦戦が続いている。
新日本プロレスとしても次のWK16を契機に勢いを取り戻したいところだろう。
では各大会を以前のボリュームで実施すれば、
これまでのように多くのファンを動員することは可能なのだろうか?
答えとしてはイエスともノーとも言えない微妙なところだろう。
おそらく次のWK16は今年のWK15と比較すると動員は伸びるだろう。
(2021年1月4日 12689人、1月5日7801人)
しかしその前の2020年、初のダブルドームで2日間で7万人を集めた
あの動員数までは戻ることはないかと思う。
ここで2020年当時を少し振り返ると、あの時は初のダブルドーム、
そしてメインでの2冠戦と大きな話題が目白押しであった。
今回も3本のベルトという大きなテーマがあるが、
当時と比べると盛り上がり不足は否めないところだ。
今後さらにファンの興味を集めるためにはさらなる仕掛けが必要だろう。
現在新日本プロレスが見せている仕掛けとしては、
1.8横浜で行われてるNOAHとの交流戦という大きなものがある。
この久しぶりの交流戦はファンにとっても大きなインパクトがあり、
チケットも売れば完売するという状態である。
つまりこれは刺さるテーマを打ち出せば、
まだまだファンは動くという証でもあると言える。
そう考えるとこれからダブルドームにもファンが見たい仕掛けを打ち出せば
まだまだ動員数を伸ばすことは可能であるだろう。
やはり現地参戦の時はもちろん映像を通してみる時も、
超満員の会場はテンションが上がるモノがある。
そしてその空気感がファンの盛り上がりを後押しし、
結果として素晴らしいエンターテイメント空間が完成されるかと思う。
次のWK16がそのような素晴らしい興行となるような、
今後の新日本プロレスからのサプライズに期待し、
今回の記事を終わりたいと思う。