(東スポWeb)
先日、新日本プロレスからの電撃退団が発表されたオカダ・カズチカ。
その衝撃は全世界へと波及するほどの大きさであったが、
そのオカダが東スポのインタビューでその真相を語った。
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おそらく退団発表後、公には初となるインタビューかと思うので、
今回の記事ではオカダがなぜこのような決断をしたのか?
それらについて進めていきたいと思う。
まずファンがもっとも気になるのは、退団に至った理由ということかと思うが、
それについてオカダはこのように語っている。
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今回辞めると発表して巡業に出て…やっぱり、居心地が良すぎるんですよね。それはどうなのかなって。メキシコから始まったプロレス人生の中で、新日本プロレスに来て、レインメーカーになって12年たって。多分、ここにいれば何も不自由なくプロレスできちゃう。でも、そんなハングリーさのないオカダ・カズチカになってくるのも嫌だなと。あぐらをかけるような状況が嫌というか。
一言でいうとレスラーとして居心地が良すぎるため、
ハングリーさが今の環境では持続できないということであるかと思うが、
人間は本来、楽な方へと流されるものである。
しかしそれをオカダは良しとせず、あえて多難な道を選択したということだろう。
もちろん新日本プロレスでIWGP王者として多くの記録を持つなど、
やり尽くしたという部分もあるだろうが、なかなか普通のレスラーでは、
このような選択は出来ないかと思う。
そしてオカダが自身が抜けたあとの新日本プロレスについて、
このように語っている。
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これからの新日本プロレスに一つだけ言えるのは、全然チャンスじゃないよっていう。僕がいなくなったから席が空いたとかじゃなくて、確実に言えるのはピンチだよって。次の世代が『よし、これはチャンスだ』と思うのは確実に間違いだと思うんです。このピンチを救えた者にチャンスが来るというか。
世間の声としてはトップが抜けたことは、残された選手、特に新世代と呼ばれる
選手たちにはチャンスであると言われているが、オカダからすれば自分が抜けた穴は
そんな小さなものではないということを言いたいのだろう。
それはこれまでのオカダの実績や存在感の比例するものであるため、
たしかに一朝一夕に埋まるものではないことは事実である。
しかし一方でこれまで固定観念としてあった、オカダ・カズチカ=チャンピオンという
図式が崩れるので、多くの選手が実際に頂点のベルトを狙えるようになることも事実である。
つまりオカダの抜けた穴が埋まらず、新日本プロレスがピンチになるのが先か、
もしくはあの時のレインメーカーショックのような再現が起こるのが先かという、
団体としての底力というべきところが問われることになるだろう。
はたして日本最大のプロレス団体である新日本プロレスの未来はどうなっていくのか?
現シリーズの行方とともに注目しておく必要があるだろう。
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