(出典:東スポWeb)
現IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也と先日新日本プロレスを退団し、
戦いの場をAEWへと移したオカダ・カズチカ。
この二人は近年の新日本プロレスを牽引し、団体を盛り上げてきた立役者であるが、
その道筋は大きく異なっているものであった。
時代を少し遡ると、棚橋弘至の次のエースとして期待されていたのは、
”スターダストジーニアス”と呼ばれていた内藤哲也であった。
しかし当時はファンの支持を得られず、凱旋帰国から一気にトップへと
駆け上がったオカダ・カズチカにその座は奪われてしまった。
つまりその時点では内藤哲也はオカダ・カズチカに
抜かれてしまったということになり、試行錯誤をする日々が続いた。
そんな中内藤哲也は活路を見出すためにメキシコにわたり、
そこでロス・インゴベルナブレスと出会い、ファンに迎合することをやめ、
自分のやりたいようにする、今の姿を見つけた。
そこからは説明不要であるが、その姿がこれまでブーイングを飛ばしていた
ファンをも巻き込み、一気に時代の主役となった。
これにより新日本プロレスはオカダ・カズチカと内藤哲也という両輪が
生まれたわけだが、今回のオカダ・カズチカの退団により、
新たな局面を迎えることとなった。
一説によるとオカダ・カズチカとAEWの契約は3年20億という破格の契約と
言われているが、それに対し内藤哲也は東スポのインタビューでこのような
コメントを残している。
👇
結局はおカネでしょ? 別にそれが悪いとは言ってないですよ。プロレスラーってすごいんだな、俺もなりたいなって人が増えたらうれしいですし、素晴らしいんじゃないですか?
いかにも内藤哲也らしいコメントであるが、これからレスラーを目指す方にとっては
今回のオカダ・カズチカの契約は夢を与えるものであろう。
また内藤哲也はオカダに対しこのようなコメントも残している。
👇
俺はオカダを『後悔させたい』と言ってきましたからね。つまり、20億円の契約を捨ててでも新日本プロレスに残ればよかった、と思わせなきゃいけないわけで…。これはやりがいのある仕事になったなって。彼が20億円以上の価値を内藤に見いだした時は、また俺の前に現れるんじゃないですか
自身に20億円以上の価値を見いだし、オカダ・カズチカに新日本プロレスを
退団したことを後悔させる。
他のレスラーが言えば大言壮語のように聞こえるが、
内藤哲也というレスラーが言えば、あながち夢物語でもないように感じる。
年俸という部分で言えば、そもそも会社の規模が違うので、
比較はできないだろうが、内藤哲也の貢献度を考えれば20億円と言われるくらいの
価値は現在でも持ち合わせているだろう。
それがさらにオカダ・カズチカがいなくなったことで、
新日本プロレスへの貢献度が高まれば、それに比例し内藤哲也という
存在価値も高まっていくだろう。
そうなればAEWという遠くて近い場所にいるオカダ・カズチカも
無視することはできなくなるのではないだろうか。
そして二人の約束通り、リングでの再会があるとすれば、
それはこれまでとは違う価値がある一戦となることは間違いないだろう。
はたして内藤哲也とオカダ・カズチカはいつかまたリング上で向き合うことはあるのか?
その実現を期待しているのはきっと私だけではないだろう。
【新日本】内藤哲也 オカダのAEW3年20億円契約に痛烈「これはやりがいのある仕事になったなって」 | 東スポWEB