2,23〜24の札幌2連戦のビッグマッチを終えた新日本プロレス。
次のシリーズでは春の最強決定トーナメントであるNJCが始まるため、
この札幌大会でドームから続く展開は一旦区切りとなりそうだ。
そんな多くの展開が生まれる中で、やはり新日本プロレスとって、
影響が大きいと思われるのは、新日本プロレスの象徴と言える存在であった、
オカダ・カズチカの退団であろう。
正直、オカダ・カズチカの代わりという存在は誰にも務めることは出来ないだろう。
よって新たな価値観というものを見せる選手が出てくる必要があるが、
それらはやはり新世代と呼ばれる選手の中から出てきてほしいところである。
はたしてこのピンチとも、またチャンスとも呼べる状況から、
時代を掴む選手が出てくるのか、
その動向に注目しておきたいと思う。
そしてそのオカダ・カズチカなき新日本プロレスを間違いなく牽引する存在である、
現IWGP世界ヘビー級王者内藤哲也は、2.24でSANADAを破り初防衛をはたした。
これにより4月の両国ではNJC優勝者と防衛戦をすることになるが、
SANADAとのリマッチが終わった、次の展開としては新たな流れが生まれるはずである。
つまりそれは今年のNJCでは、これまでとは違う優勝者が出る可能性が高いとも言えるが、
はたして激戦のトーナメントを制し、カリスマと呼ばれる男の前に立つのは誰になるのか?
まもなく発表されるはずの今年のNJCの続報を期待して待ちたいと思う。
そして他のタイトル戦線としては、この札幌大会2連戦で多くの新王者が生まれた。
IWGPジュニアヘビー級王者にはSHOが初戴冠し、
TV王者にはマット・リドル、GLOBAL王者にはニック・メネスという
元WWEスーパスターの二人が戴冠した。
これによりこれまでと各王座の様相が大きく変化したわけだが、
これも多くの選手にとってはチャンスと言える状況だろう。
オカダ退団という大きな節目を機に、
これから新時代を迎えるであろう新日本プロレス。
しばらくは内藤哲也や棚橋弘至というこれまでのトップレスラーが牽引していくだろうが、
そう遠くない将来に彼らの代わりとなる選手が生まれるはずである。
そんな新世代の台頭を期待しつつ、今後の展開に注目しておきたいと思う。