7.4後楽園大会で約13年ぶりにタッグを組んだKENTAと石森太二。
NOAH時代にも数々のタイトルを獲得したこのタッグが、
13年という長い時を経て新日本プロレスで、
そしてバレットクラブという名の下で実現した。
この13年の間で彼らはノアを離れ、アメリカなどで活躍していたが、
新日本プロレスという強大な引力に吸い付けられるように、
参戦することを決意した。
石森太二は2代目ボーンソルジャーとしてタマ・トンガに迎え入れられ、
またKENTAは当時ソウルメイトであった柴田勝頼に迎え入れられる形で
新日本プロレスに上がることとなった。
石森は当初よりバレットクラブとしての参戦であったが、
KENTAはまだ記憶にも新しいG1での衝撃の裏切り劇を見せ、
バレットクラブへとヒールターンした。
そして元々実力者であった彼らは新日本プロレスでも実績を残している。
石森太二は現在3度目のIWGPジュニア王者として君臨し、
その実力の高さから絶対王者と呼ばれている。
またKENTAもまだIWGP世界ヘビー級王座には届いていないが、
NEVER無差別級やUS王座のタイトルを獲得している。
KENTAに関してはそのタイトル歴もさることながら、
ドームでの内藤哲也への乱入や
プロレスラー屈指のSNSの発信の高さをみせるなど唯一無二の存在感を示している。
つまり両者ともすでに新日本プロレスに欠かせない存在であるということだ。
ではそんな二人が次に狙う標的とはどのようなものだろうか?
まずKENTAが狙う標的とはこの日のアクションを見る限り、
やはりレッスルキングダムで敗戦を喫した棚橋弘至のようだ。
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KENTAはまもなく開催されるG1では棚橋弘至と同じ
Cブロックにノミネートされているので、
その戦いでのリベンジを狙っているということだろう。
二人のリーグ戦は8.14長野大会で行われるが、
両者にとっては最後のリーグ戦となるだけに、
ブロック突破に向けてお互い負けられない一戦となりそうだ。
すでに勝敗を超越した存在とも言える二人だが、
はたしてこの戦いはどのような結末を迎えるだろうか。
そして一方の石森の標的はやはり3年ぶりに
新日本プロレスに復帰したKUSHIDAということになるのか。
展開的にはこのままタイトルマッチへと進んでいくことになりそうだが、
大会のスケジュール的にG1へとシフトしていくだけに、
どこで組まれるのかはいささか不明瞭である。
G1の最終3連戦は日本武道館だけにそこで組まれる可能性もあるが、
やはり彼らの決戦はその先にある9月シリーズのどこかになるだろうか。
はたして現在の新日ジュニアを担う王者石森太二と
数年前その座に君臨していたKUSHIDAの決戦はいつどこで組まれ、
またどのような結末を迎えるのか。
こちらにも引き続き注視しておく必要があるだろう。