新日本プロレス年間最大興行である1.4東京ドームWK18。
その日まであと約3週間と迫ってきたが、この大会のメインを飾るのは
もちろん新日本プロレス至宝のタイトルであるIWGP世界ヘビー級選手権である。
同じ新春に行なわれるNOAH1.2有明アリーナ大会はメインイベントが
GHCヘビー級選手権ではなく、丸藤正道vs飯伏幸太のスペシャルシングルマッチに
決定したことで物議をかもしれいるが、新日本プロレスに関しては王道を貫いたようだ。
よって今回のドームのメインを務めるのは現王者SANADAとḠ1覇者内藤哲也
ということになるが、ここまでの状況やファンの予想などをみる限り、
内藤哲也が勝利し、ドームで初となる大合唱を望んでいるようだ。
それは内藤哲也というレスラーに対する期待感からくるものが大きいかと思うが、
現王者SANADAに対するファンの見方という部分にも要因があるかと思う。
先日発表された東スポ制定のプロレス大賞で内藤哲也はMVPに輝いたことは
皆さんご存知かと思うが、その記者会見でSANADAについてこのように語っている。
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4月の両国大会で、IWGP世界ヘビー級王座を奪取し、そしてIWGP世界ヘビー級王座の最長保持記録を更新中のSANADA。一つの王座をずーっと保持し続けることは素晴らしいことですよ。
でも、4月の両国大会以降、存在感がドンドンドンドン薄くなっているような気がして。
端的に言うと王者としてのそれでいいのか?という内藤哲也からの投げかけかと思うが、
これはもしかすると多くのファンも感じていることかもしれないい。
SANADAはLIJを脱退し、その後NJC優勝、IWGP世界ヘビー級王者戴冠と、
新日本の中心へと一気に駆け上がったわけだが、そこでこれまでの景色を変えると
言い続けてきた。
これはオカダ、内藤時代からの脱却という意味合いが強いかと思うが、
ここまで王者として新しい景色をファンに提供できたか?といえば
YESとは言い切れないだろう。
よって次の東京ドーム大会でSANADAが内藤哲也に敗れることがあれば、
まさに内藤哲也が思い描くプラン通りとなり、自身の時代は一気に遠ざかることになるだろう。
つまりSANADAは自身が公言した新しい景色をファンに提供することが、
王者でなくなることにより、実質的にできなくなってしまう。
これは自身のポジションも大きく下がることを意味するだけに、
SANADAにとっては何としても勝たなければいけない一戦となるはずだ。
はたして2024年1.4東京ドームの締めを飾るのは、SANADAが魅せるギフトか?、
もしくは内藤哲也が追い求めてきたハポンの大合唱か?
この戦いの勝敗が今後の新日本プロレスの展開にもつながるだけに
大注目の一戦となることは間違いなだろう。
そんな新日本プロレスを当ブログは今後も追いかけていきたいと思う。