少し前の話となるが、新日本プロレスより以下の内容のニュースが発表された。
それは以前IWGP USヘビー級王座に変わるタイトルの名称が、
IWGP GLOBALヘビー級王座に決定したというものだ。
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今回の新タイトル設立に対して、菅林会長はその主旨をこのように語っている。
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すでに戦略発表会などでもご案内している通り、2024 年以降の新日本プロレスは、アメリカやイギリスに限らず、ヨーロッパ全域、さらにはアジア地域やオセアニア地域にも浸透できるよう尽力してまいります。
海外マットを意識したベルトという意味では、過去に設立した IWGP インターコンチネンタル王座を復活させるという意見も出ましたが、今回はより世界規模で展開していくベルトという部分を念頭に、IWGP GLOBAL ヘビー級王座と名付けることとなりました。
この発表をみる限りこのGLOBAL王座は世界規模で展開する、
つまり海外が運用のメインとなるベルトとなるようだ。
これは以前のUS王座の主旨をより発展させたということかと思うが、
内容に関しては多くのファンが予想していたことかと思う。
あとは実際に稼働してからどのような展開になるかということだが、
今回初代王者を争う、ウィル・オスプレイ、ジョン・モクスリー、
そしてデビッド・フィンレー、誰がとってもタイトルの主旨通りの展開が期待できそうだ。
もし今回オスプレイ、モクスリーが王座を獲得すれば、
初代王者からいきなり他団体流出という展開になるが、
タイトルの性格を考えればそれも面白いかもしれない。
残るフィンレーとしてはBULLET CLUBのリーダーというヒールレスラーでありながら、
立場としては新日本プロレスのタイトルの流出を守る立場となる。
本人としてはそのようなことは頭にないかもしれないが、
新日本プロレスファンとしては、フィンレーに初代王者を獲得してほしいと
思っている方が多いのではないだろうか。
さて2024年はこれまで以上に海外への展開を進めるとされる新日本プロレス。
このGLOBAL王座はその軸となるタイトルになるわけだが、
ここまでの歴史をみると、同じ性格を持ったICやUS王座が最後まで
うまく運用できたとは言い難いだろう。
よって今回のGLOBAL王座も同じ懸念が生まれるわけだが、
はたして現実にはどのような展開がこれから始まっていくのだろうか。
そんな期待と不安が入り交じるGLOBAL王座を今後も注目し追いかけていきたいと思う。
