先日行われた3.18後楽園大会の結果をもって、
現在開催中のNJC2022ベスト8進出者がついに決定した。
史上最多の48名参加で行われた今年のNJCをここまで勝ち抜いてきた8名は以下の顔ぶれである。
オカダカズチカ
CIMA
内藤哲也
ジェフ・コブ
ザック・セイバーJr
ウィル・オスプレイ
鷹木信悟
高橋ヒロム
この顔ぶれを見ると外敵として唯一参加したCIMAを除けば
比較的順当と言えるかと思う。
そしてNJCは舞台を長岡に移し、そこを勝ち抜いた4人は
次の週末に大阪城ホールという大舞台で雌雄を決する。
誰が勝ち上がっても不思議ではない顔ぶれであるが、
それだけに今後の展開は極めて読みにくいところである。
いったいここから先NJCはどのように進んでいくのか?
ここからはそちらについて書いていきたいと思う。
まずこの残った8名の組み合わせの中で一番見たいカードは?と聞かれると
個人的には内藤哲也vs高橋ヒロムの師弟対決である。
2020年の旗揚げ記念日大会のメインとして予定されていた
この二人の対決はコロナ禍の影響もありいまだ実現はしていない。
もし二人の対決が実現するならば、それはNJCの決勝戦となる。
二人はともにブロックを勝ち抜きこの運命の対決をついに実現することができるのか?
その対決を待っているのは私だけではないだろう。
また実力という部分を優先すれば、最も可能性の高いのは
オカダカズチカvsウィル・オスプレイだろうか。
このカードは今年のWK16のラストを飾ったカードでもあるが、
それが示すように実力的にいえば二人の力は抜けているように思う。
そう考えるとこの二人が勝ち上がり大阪城ホールのメインを飾ることは
今の新日本プロレスを象徴すると言えるのかもしれない。
では現在対戦が決まっているベスト8のカードで最も気になるカードを
挙げるとすれば、それは鷹木信悟と高橋ヒロムのLIJ対決である。
基本的にユニットごとの対決が組まれる新日本プロレスでは
トーナメントであっても同門対決が実現することは少ないのだが、
今回は久々に同門対決が実現した。
しかもそれが超人気ユニットのLIJの二人であるため、
より注目を集めていることは事実だろう。
数多くの選手が参加したジュニアの中で唯一勝ち残っているヒロムには
ユニットという枠を超えたジュニアとしての矜持が、
先日のEVIL戦後のマイクを聞いてもうかがえる。
そして相手は同門とはいえジュニアを卒業し、
IWGP世界ヘビー級王座にまでたどり着いた鷹木信悟である。
ヒロムがジュニアとしての意地を見せるには、ある意味この上ない相手と言える。
はたしてこの危険な同門対決を制するのはどちらになるだろうか。
長かったNJCシリーズも気が付けば本日から行われる長岡大会2連戦と
次の週末に行われる大阪城ホール大会2連戦のみとなった。
はたしてこのNJC2022制し、春のトーナメントの頂点に立つのは誰になるのか?
ここから先もファンにとっては見逃せない戦いが続くことは間違いないだろう。