NEVER無差別級王座、そしてNEVER6人タッグ王座も保持し、
現NEVER2冠王者であるEVIL。
元IWGP2冠王者であることを考えれば、
現在の立場は本人的には不満かもしれないが、
タイトルという結果を出していることは評価すべきことかと思う。
また多くのヒールレスラーやユニットがダークヒーロー化する中、
EVILそして立ち上げたハウスオブトーチャーは、
現在の新日本では唯一といっていい絶対悪の存在だ。
その点においては今の新日本の中で貴重な存在と言えるEVILだが、
ことファンからの反応と言う部分では、端的に言うと酷評を浴び続けている。
テンプレ。ワンパターン。
上の意見はファンのEVILのファイトスタイルに対するものである。
たしかに見方によってはそのようにも捉えることが出来るが、
プロレスというジャンルの性質上、
これは全てのレスラーにあてはまることかと思う。
つまり戦い方がある程度テンプレ化するのはEVILだけではないのだが、
そのヒールという存在ゆえにファンのヒートを一身に集めていると言える。
その点においてはヒールを全うしているとも言えるが、
はたしてEVILは今後どのような方向に進めばよいのだろうか?
EVILのここまでを振り返ると凱旋帰国後、
当時内藤哲也が立ち上げたばかりのLIJに最初のパレハとして参戦した。
当時のLIJはバリバリのヒールユニットだったので、
彼のヒールレスラーとしてのスタートはここから始まったと言っていいだろう。
そこから徐々にLIJはダークヒーロー化していくわけだが、
その流れの中EVILは徐々に立場を失い、
2020年にLIJからの脱退という道を選んだ。
このEVILのフェイスターン当時の状況を思い返すと、
当時はコロナ禍で3か月程度試合が休止となり、再開後すぐのNJCであった。
当時は今以上に外国人選手の登場が難しく、
その外国人選手が中心のユニットであるバレットクラブはピンチに陥ったわけだが、
それを救うかのごとく登場したのがEVILであった。
つまりこれらの展開を考えても
EVILのフェイスターンは必然であったのかもしれない。
では現在抗争中のCHAOSの戦いのあとEVILが向かうべきところはどこだろうか。
これに関し個人的に行ってほしいのはバレットクラブ問題の解決である。
EVILがバレットクラブ加入後度々現リーダーである
ジェイとの抗争の機運が高まるのだが、
その結末は常にうやむやのまま終わっている。
また昨年ユニット内ユニットと言えるハウスオブトーチャーを
立ち上げたわけだが、それに対してもBC内で決着がついているわけではないだろう。
つまりこれらの問題を清算するためにも、
一度バレットクラブ内で決着する必要があるのでないかと思う。
それにはジェイとの直接対決が一番の方法だが、
それがNJCなどで見ることが出来れば、その先に新たな展開が生まれるかもしれない。
またヒール同士の対決となれば、また違った側面が見られる可能性もあるだろう。
今後EVILにはこのような方向に向かってほしいと思うが、
はたしてこの対決は実現するのだろうか。
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