ついに開幕したTHE NEW BIGINNINGシリーズ。
今シリーズでは2冠戦をはじめ、さまざまな話題があると思うが、
やはり今一番の話題はこの男をおいて他にはいないだろう。
そう、それはジェイ・ホワイトである。
その去就を筆頭とした騒動はいまだ治まりそうにはない。
そんな中始まった今シリーズ開幕戦だが、
そこでジェイに関連する発言が複数の場所で発せられた。
それはワールド解説陣と後藤洋央紀によるものであるが、
この展開をどう考えるか、当記事ではそちらについて進めていきたいと思う。
まずワールド解説陣であるミラノコレクションATと
村田アナのやりとりから触れていきたいと思うが、
二人は開幕戦に登場した外道のTシャツについて言及していた。
これまでの外道はジェイが出場しない時でも、
ジェイのTシャツを着ていたが、この日はバレットクラブのTシャツで登場した。
その部分を二人は触れていたのだが、ここが大きなポイントであると思う。
これまでの通例を考えると、もし本当にジェイがこのまま離脱するのであれば、
その選手に触れることはあり得ない。
これは会社としての暗黙の了解というものであるはずだ。
直近で言えばケニー・オメガが離脱したときはそうであった。
しかし今回はあえて開幕戦からあえてその部分に触れたことを考えると、
少なくとも最悪の事態は避けられると考えられるのではないかと思う。
つまりこれは新日本プロレスが、ジェイはいずれ帰ってくると
遠回しに伝えているということではないだろうか。
少なくとも私には今回のこの展開はそう感じられた。
また試合後のバックステージコメントでもその動きがみられた。
それは後藤洋央紀から発せられたコメントである
↓
BULLET CLUB、傷心中のジェイ・ホワイトはどこ行ったんだよ? おい、俺んとこに来れば、立ち直り方を教えてやっても……いつでも教えてやるよ。
(引用:新日本プロレス公式)
また少し前に後藤洋央紀はこんなツイートも発信している
↓
たった8年か… 立ち直り方教えてやろうか?#自虐 #17年目 #neversurrender #水道橋の父
— 後藤 洋央紀 Goto hirooki (@510njpw) 2021年1月6日
まさにこれは後藤洋央紀にしか言えない発言である。
そのような経緯もあり、今回後藤はジェイについてコメントしたということだろうか。
この発言がそのまま公式サイトに掲載されるということは、
ジェイのことは新日本プロレスではタブーではないということになる。
これもまた何らかの形で残留を示唆しているとも言えるだろう。
この開幕戦で起きた二つの出来事が、
そのままジェイの去就に直結するかは定かではないが、
ジェイの存在がタブー視されていないことは明らかとなった。
残留を願っている多くのファンにとっては、
今回の出来事は光明なことであると言えるだろう。
さてこの新日本マットが自身に関する去就でざわついている姿を見て、
ジェイは今何を思っているのだろうか。
ジェイが今の騒動を見て、すべては俺の手のひらの上だと高笑いしている
のであれば今後の展開も大いに期待できるところだ。
この騒動の着地点は現状全く見えていないが、
もしかすると この状態を楽しむことこそプロレスファンの醍醐味かもしれない。
今回の件で改めてそう思った次第である。