内藤哲也とグレート‐O‐カーン。
誰も予測していなかったと思われるこの二人の対決が
もしかすると実現するかもしれない。
そこで今回の記事ではこの異次元とも言える二人の対決に
ついて書いてみたいと思う。
まず事のきっかけは内藤哲也の開幕戦のこのコメントであろう。
↓
今だけだよ。俺がノー・オクパードなのは今だけだぜ。他の選手、今控室でのんびりしている選手、今日試合がなくて家でのんびりしている選手もいるのかな。今チャンスだぜ! こんな美味しいチャンス中々ないぜ! 今のうちに皆様、俺の名前をどんどん出したほうがいいよ。それを皆様にオススメしますよ
(引用:新日本プロレス公式)
今シリーズ、ノーテーマと言われている内藤哲也が全方位にむけ、
まずは行動を起こせと投げかけたわけだ。
そしてそれに反応したのがオーカーンだ。
翌日の大会のコメントでこのような返答をしたのである。
↓
オイ、天山はどうした? あぁ!? あやつが泣きついて、余と戦ってもらうんだろ!? 何で来ねぇんだよ? 老兵だからって、調子に乗ってんのか? 顔じゃねぇんだよ! ヤツが来ねぇならよぉ、『ノー・オクパードだ』つってたよぉ、内藤哲也でも用意しろ。じゃなきゃ、ハンデにもなりゃしねぇ
(引用:新日本プロレス公式)
またオーカーンはツイッターでもこんな動きを見せている。
↓
1つ気になる事がある
— グレート-O-カーン👑 (@Great_O_Khan) 2021年1月18日
東スポでは余と内藤の記事がプロレス/格闘技部門で双璧らしいな?
支配者と制御不能男
現実になった時、貴様はどちらに着くのだ?
その答えはもちろん…
まさにこの内藤哲也に対する反応は、機を見るに敏と言える行動であり、
オーカーンが持っているセンスとも言えるだろう。
このような経緯があり、ここにきてこの二人の対決の
機運は高まりつつあると言えるだろう。
制御不能なカリスマとドミネーター。
全く異なる個性を持つ二人だが一つ共通点があると思う。
それは二人とも”言葉”を持っているということである。
つまりそれはファンに対しての発信力があるということだ。
異なる個性を持つ二人が、共通した個性である言葉という武器を使い、
戦いを盛り上げるという展開はファンにとっても喜ばしい展開であると思う。
オーカーンが天山との対戦を終わる愛知大会以降、
この展開がさらに盛り上がることを期待したいところである。
話は少し変わるがオーカーンから見てみると、
もし次の抗争相手が内藤哲也ならば、オカダ、棚橋に続き新日本のトップ3人と
凱旋帰国後立て続けに戦うということになる。
この展開はそれだけオーカーンが今後を期待されているという証拠だろう。
たしかにオーカーンはそのキャラクターが先行している部分はあるが、
コメントやSNSを巧みに使うことが出来る現代的なレスラーである。
つまり自己プロデュース力が高いレスラーであるということだ。
この能力は現代のプロレスラーには必須な能力と思われるが、
なかなか後天的に身につくものではないものである。
その点においてもオーカーンは規格外と言える存在であると言えるだろう。
またもしこの対戦が実現するならば、今シリーズのカードが発表されている
ことを考えると、その舞台は大阪城ホールになるかと思われる。
オカダ、棚橋には惜しくも敗れたオーカーンだが、
この内藤哲也との対戦で大きな爪痕を残すことは出来るだろうか。
もしそれが出来ればオーカーン自身の今後のタイトル戦線への参入や
ユニットの発展にもつながることになるだろう。
また二人の戦いをきっかけに、UNITED EMPIREとLIJのユニット同士の
戦いに発展すれば、数多くの面白そうな対戦が考えられる。
まだまだ戦いの火種が起こったばかりだが、このカリスマと侵略者の戦いは
今後発展していき実現することとなるのか。
先々の展開も含め大いに注目していきたいと思う。