今シリーズ、久しぶりにテーマがない状況であった内藤哲也だが、
先日の長野大会のコメントで、ファンに向け以下のような内容を発信している
↓
さあ、今日はリング上でも言った通り、俺のなかでテーマがあると言ったけど、固まってきたからその時が来たら俺は動き出しますよ。ただ、まだちょっと早いんでね。そして、結果によっていろいろと左右されてしまうので、そのへんはいまのところまだトランキーロだけど、『このタイミング』っていう瞬間が来たら、俺は真っ先に動くよ。それが一体なんなのか皆様で考えながら楽しんでお待ちください。
(引用:新日本プロレス公式)
内容から推察すると、内藤哲也自身の中では
すでに次のテーマが決まっているということであろう。
しかしそれは何かの結果に左右され、まだ動くには少し早いとも語っている。
まさにファンに想像する楽しさを提供している内藤哲也だが、
彼の考える次のテーマとは何か?
今回の記事ではそのあたりについて考えていきたいと思う。
方向性としてはいろいろなモノが考えられるが、
大きく分けるとタイトルというものに向かうのか、
もしくは個人を標的とするのかに分けられるかと思う。
まずはタイトルへ向かうという方向であるが、
WK15で2冠王座を失って以降の内藤哲也を見ていると、
個人的な感覚であるが、焦ってタイトルに向かうことはないような気がしている。
特に2冠王座にすぐに向かうということはなさそうである。
内藤哲也が目指しているのが2022年のドームのメインであるならば、
一番おいしい時期にタイトルを狙うのではないだろうか。
また可能性は低いが、もしタイトルに向かうのであれば、
自身が創設したNEVER王座ではないだろうか。
このタイトルに創設した時点の内藤哲也ではなく、
LIJでカリスマとなった今の内藤哲也が参戦すれば、
さらにNEVERの価値は上がることは間違いない。
現時点ではこれはあくまで私の想像に過ぎないが、
もし実現すれば大きなインパクトを与えることになるだろう。
ではもう一つの方向である個人を標的とするならば、
いったい誰をターゲットにしそうだろうか。
結果により変わる、まだその時期には少し早いという、
内藤哲也の言葉から考えると浮上するのはやはりこの男だろうか。
そう、現IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムだ。
2020年の旗揚げ記念日大会で行われるはずであった夢の師弟対決。
このファンにとっては最高のプレゼントとなるであろう
このカードのことを内藤哲也が忘れているわけはないだろう。
頭の中では常にこのカードの実現について考えているはずである。
そう考えると会場が武道館へとバージョンアップされた
今年の旗揚げ記念日大会での対戦実現に向かい動き出しても何ら不思議ではない。
むしろそれは自然なことであると言っていいだろう。
出来れば王者同士であることが望ましいが、
もしそうでなくともこの対戦の価値が落ちることはないかと思う。
個人的にはぜひこの対決の実現へ向け動き出してほしいと考えている。
そしてもう一人私の中に思い浮かんでいる選手がいる。
それは現在いろいろな意味で注目を集めているジェイ・ホワイトである。
ご存じの通り現在はジェイはその去就を巡りさまざまな噂が流れている。
このまま新日本から離脱するのか、それとも今の流れはストーリーの一環なのか、
大きく分けるとこの二つになるが、個人的には後者であってほしい。
そしてもし新日本に戻ってくるとき、その相手が内藤哲也であれば、
ファンにとってもうれしいビッグサプライズとなるだろう。
実は先日の1.25後楽園大会のコメントで内藤哲也はこんな発言をしている。
↓
かつて、まだヤングライオン時代だったジェイ・ホワイトは、俺の指示に従わなかったよ。『ロープ開けろよ』と言っても、彼は開けなかったよ。そしていま、彼は己のスタイルを確立してるよ。そういうところ、将来的に差が出てしまうんじゃないの!?
(引用:新日本プロレス公式)
これは内藤哲也が辻陽太の行動に対しての発言の中で発したモノだが、
あえてそこでジェイ・ホワイトの名前を出している。
新日本プロレスのトップ・オブ・トップである内藤哲也が
あえてジェイの名前を出した。
これは暗に何かを示唆しているのではないだろうか。
現時点では個人的な想像に過ぎない話であるが、
今後この展開が実現する可能性はゼロではないような気がしている。
さて、ここまでいろいろなことを書いてきたが、
実際の内藤哲也の考えはどのようなモノであるだろう。
その考えとは我々ファンの想像の範疇のモノなのか、
それともそれを超えるものなのか、非常に楽しみなところだ。
そしてその答えはきっと間もなく内藤哲也から示されることだろう。
今はそれまでの時間を、このような想像の時間として楽しむことにしよう。